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このブログでは、ハンドメイドが好きな方の中でも、ハンドメイドを生かして節約したい方や、ハンドメイド品の販売に興味がある方のお役に立てる情報をお伝えしています。

管理人がいったいどんな人間なのか、ちょっぴり興味のある方は、こちらをご覧ください。

捨てられない性格

私はまだ使えるものを捨てられない性格です。
小さなハギレや少しの余り糸も、まだ使い道がありそうで捨てられません。
サイズが合わなくなった洋服も、もはや着る機会がなさそうな古い着物も、もったいなくて捨てられません。

最近では、ハンドメイドは「趣味」のひとつとしての地位が確立していますが、その一方で、いま現在、高く評価されているハンドメイドの手法の中には、もともとは「節約術」としても考案されたものが少なくありません。

手先が器用で高い美意識を持っていた先人が、単なる再利用ではなく、美しく「再生」させる方法を考えたからです。私もまた、このような「再生」を目的にしたハンドメイドをライフワークにしたいと考えています。

リサイクルショップが大好き!だけど…

ものを捨てられないからといっていつまでもタンスの肥やしにしておこうと思っているわけではなく、活用する方法や、欲しいと思う人をずっと探していました。

子供のころからおさがりばかり着ていたので、古着への抵抗はなく、むしろ安い金額でいい品が買えるリサイクルショップは大好きで、よく利用しています。

 

捨てられない洋服や靴をリサイクルショップに持ち込んだこともあります。どれも状態が良くて値段も高い品物でしたが、いずれもマイナーブランド品だったため、全部で数百円でしか引き取ってもらえませんでした。ほとんど寄付ですよね。

いくら捨てられない性格といっても、営利目的のショップに寄付するのは何だか不愉快です。どうせ寄付するならチャリティーのほうが気分がいいけれど、チャリティーの募集は不定期で、回収会場はたいていは遠くて、なかなか出かけられません。

 

にもかかわらず、家族や知人の「捨てられないもの」までゆずり受けていたら、次第に「捨てられないもの」が増え、さすがに保管場所に困るようになりました。

その後は身を切る想いで少しずつ「捨てる」ようになりましたが、捨てた後はいつも気分が落ち込みます。

洋服お直しの仕事に就く

こんな性格の私に、あるとき転機が訪れます。
私の経歴はちょっと長ったらしいので詳細は省きますが、大学の専攻は機械工学科です。

エンジニアとして5年半、企業に勤務したのち、事情があって仕事を辞めて実家に戻り、その後は職を転々としますが、色々と無理を続けたせいで大きく体調を崩して働くのが困難になり、約2年間、ほとんど寝たきりに近い状態で療養生活を送ります。

 

治療を受けながら少しずつ体調が整ってきたころ、すっかり体力が落ちてしまったことだし、まずはパートタイムの仕事に就いて体を慣らそうと思い、求人広告をチェックしていたら、あるとき「洋服お直し」のパートの求人が目にとまりました。

もちろん他にもいろんな求人案内が出ていたはずですが、ものが捨てられない性格の私には、その仕事がとても魅力的に見えたんです。

服飾関係の学校を出たわけじゃないし、販売や接客の経験もない、でも「この仕事がしたい!」と思ったら居ても立っても居られなくて、とにかく電話をかけてみました。

 

面接では、専門知識はないけれど、ハンドメイドが好きで自己流で洋服やニットを作っていることを伝えると、わりとあっさり採用してもらえました。

といっても、時給は当時の最低賃金で、勤務時間は1日5時間。どんな人でもいいから、至急、店番の交代要員が欲しかったというのが、先方の本音でしょう。

それでも、当時の私にはとんでもない幸運に感じました。

どんな仕事にも大事なノウハウがある!

そこで働いたのは半年ほどですが、その間に得たものはあまりに大きく、新しい考え方やものの見方を身に着けることが出来ました。たとえば、

・たかがズボンの裾上げにも、「お直し」ならではの手法があります。
・美しく仕上げるには、正しいほどき方と正しい仕上げ方があります。
・ちょっとした工夫を施すことで、洋服は長持ちします。
・お直しの作業時間を短縮するには、結局のところ設備がものを言います。

 

それまでは、洋服の補正ぐらい、自己流でなんとかできると思っていました。けれどお直しには、一般的な洋裁では必要ない「お直し独自のノウハウ」があり、それを知っているのと知らないのとでは、仕上がりの綺麗さも作業時間も大きく変わります。

自分は元エンジニアで、とても狭いジャンルの仕事に就いていたのに、狭いジャンルほど独自のノウハウがあるという、当たり前のことを軽んじていたことに気づかされました。

価値観は人によって違う?

そしてもうひとつ、大きなショックを受けた出来事があります。それは、Gパンの裾上げが500円と聞いて「そんなに高いの!?、自分でやるからいい!」と怒って帰るお客様もいれば、ウエスト補正に5,000円を喜んで払うお客様もいたことです。

はじめは「人によって価値観がちがうからな」と考えていましたが、価値観というよりは思い込みの問題だということにやがて気付きます。

金額を聞いて怒って帰っていくお客様は、「Gパンの裾上げぐらい自分でもできる」という気持ちがあるから「500円は高い!」と感じるんです。その一方で、「ウエストの補正を自分でやるのは難しい」という気持ちがあるから、多くの方が5,000円を高いと感じないどころか「やってくれるんだ!」と喜びます。

 

実際に自分でGパンの裾上げをやってみると、ミシンもアイロンも持っていて、必要な色糸も持っているとしても、毎日ミシンを使っているような人でもない限り、1時間以上かかります。

ミシンがけにかかる時間は4~5分ほどでしょうが、その前に、カットしたい長さを確認し、印をつけ、縫い目を解き、ズボンをカットします。それからようやくミシンで縫い、最期はスチームアイロンで仕上げます。

Gパンを縫う場合は、ミシン糸とミシン針の付け替えも必要ですから、Gパンの裾直しって実はけっこう面倒くさくて、500円なんかじゃとてもやってられません。現に、最近の相場は1,000円前後ですよね。

 

Gパンの裾上げに500円は高いと言って帰って行ったお客様は、自分でやりながら後悔したんじゃないかなあといつも思っていました。でもなかには、「これで500円もうかった!」と喜んだ方もいるでしょう。

私はどちらの気持ちも分かるので、どちらが良いとか悪いといった話ではありません。ただ、人はものやサービスの値段を判断するとき、価値観ではなく思い込みによるところも大きいということです。

第二の転機となった「ヤフオク!」

お直しの仕事があまりに楽しく、ついつい長居をしてしまいましたが、最低賃金のパートタイム勤務では生活が成り立ちません。2年間も療養生活を送ったせいで、当時の私には借金がありました。

働く感覚が戻り、フルタイム勤務もできそうだという自信がついたところで洋服お直しの仕事を辞め、できるだけ時給の高い派遣の求人を探しては応募しました。

 

そのころの私に出来そうな時給の高い仕事といえば、オフィスや工場でのOAオペレーターしか思いつかず、かといって、一日中デスクに縛り付けられる仕事はどうしても性に合わず、せっかく採用されても1~2年で契約を打ち切ることを繰り返します。

ようやく借金を返し終えるころには、仕事を転々とすることにほとほと疲れ果て、これからは、給料は安くても長く続けられそうな仕事を選ぼうと考えるようになりました。

そして選んだのが、大好きな呉服を販売する仕事です。ところが、採用されて半年後にとつぜん整理解雇されます。経営がうまくいっていないときほど忙しくて増員し、ほどなく整理解雇するという、小売業界ではよくあるパターンでした。

 

この仕事なら定年まで続けられそうだと思っていた矢先の整理解雇に、転職慣れしている私もさすがにガックリきました。と同時に、想定外の失業に焦りまくりです。

慌てて求人誌をチェックしていたとき、たまたま目に付いたのが「ヤフオク!で呉服を販売する仕事」でした。オフィス勤務が長くてパソコン操作には慣れていましたが、私はあまりネットを使わない人間で、ヤフオク!にも興味はありませんでした。

でも、呉服を販売する仕事だったので、興味を感じて応募してみることに。そして、この仕事とのめぐり合いは、その後の私の人生を大きく変えるものになります。

ヤフオク!ストアの実態はしろうとの寄せ集め

私がその求人に採用された最大の理由は、呉服の知識があったからです。というのは、スタッフ全員が呉服に興味がなく、着物のたたみ方も知らない人たちでした。

スタッフはみんな、ネットが好きで、ヤフオクが好きで、個人でヤフオクに出品しているような人たちだったんです。そんな人が集まって、数十万や百万円以上の価値がある着物を販売しているのが、呉服を扱うヤフオク!ストアの実態です。

 

着物のたたみ方や寸法の測り方は、着物の本を買えば写真が載っているし、ネットで織物や作家の名前を検索すれば、その着物の商品説明を書くことはできます。

けれど、購入を希望しているお客様の問い合わせにはうまく答えることが出来ず、呉服の扱いに慣れているスタッフがいると助かるなあと思っていたところに、私が応募してきたわけです。

 

スタッフはみんな呉服に興味の無い人ばかりだと分かると、ちょっとがっかりしましたが、大好きな着物を扱う仕事だし、しかも、店頭ではめったに見る機会がないような、めずらしい着物もたくさんあります。

おまけに、扱う着物は古着だから、ものが捨てられない性格の私にはぴったりです。
ネットが嫌いだったわけじゃないし、この仕事なら長く続けられそうだと思ったので、採用されたときは心から喜びました。

「起業」を目指すきっかけとなった出来事

ヤフオク!ストアの仕事を通して、ネットで販売するときの仕事の流れや、ネット販売におけるお客様との接し方、SEOの基礎知識などを学びました。その中でも、私にとって大きな楽しみとなったのが「ブログ」です。

そのストアでは、ニュースレターやブログを集客と販売に活用するという、ネット販売の定石を試みてはいたのですが、スタッフはみんな文章を書くのを嫌がったので、着物が大好きな私が率先して記事を書いていました。私にとって「初めてのブログ」です。

ストアにはすでに多くの固定客がいたから、記事にコメントを頂けることも多く、記事の更新を楽しみにしているお客様がいると思うと、ワクワクしながら書いていました。

 

けれど、楽しい日々はここでも長くは続きません。事務所の責任者だった方が個人的な事情で離職することになり、その直後から、残った2人のスタッフによる私への「嫌がらせ」が始まったのです。

価値観の近い2人が結託して、合わないひとりの人間に嫌がらせをするという、典型的ないじめのパターンです。

2人とも、私を辞めさせたかったわけではないのでしょう。頼りにしていた人がいなくなり、このまま事務所が閉鎖されるかもしれないという不安もあって、その不安とストレスの矛先を向ける「悪役」が必要だったのかもしれません。

 

2人による嫌がらせはやがて落ち着くだろうと思って、何を言われても素知らぬ顔で耐え、なんとか話し合いで解決しようと私なりに頑張りました。

けれど、半年も経つころには精神的にすっかり参ってしまい、そのうち、仕事に行くのが怖いと思うようになり、1年半ほど勤めたある日、離職を決意します。

長く続けたいと思っていた仕事を、同僚の嫌がらせに根負けして辞めるなんて、あのときの口惜しさと情けない気持ちは永遠に忘れません。そしてこの事件を機に、本気で「起業」を考えるようになります。

必要なノウハウはすでに持っていた!

と言っても、この後すぐさま「よし、起業しよう!」と思ったわけではありません。そんな度胸はありませんでした。インターネットにも慣れたことだし、まずはネットを使ってお金を稼ぐ方法がないかしらと、調べ始めます。

そして、参考になりそうな本や教材を探していくつか買ってみたものの、そこに書かれていた内容はどれも自分が目指しているものとはかけ離れているようで、なかなか実践する気になれませんでした。

 

購入した本に書かれていた内容の中で、自分にもできそうで、すぐにお金を稼げそうなことと言えば、Amazonとヤフオク!でいらない物を販売することぐらいだったので、まずはこれを試しにやってみることに。

結果、スムーズにスタートでき、出品するそばからどんどん売れました。
つい先日まで、1年半もの間、ヤフオクに出品する仕事をしていたわけですから、当然といえば当然ですよね。それまでは会社でやっていた作業を、個人でやってみたというだけです。

おかげさまで、タンスや押入れの肥やしだった不用品を出品して、短期間で約10万円のお金を得ました。

 

個人で出品を続けているうちに、ヤフオクには、呉服の価値が分からないため、タンスの中身をぜんぶ段ボールに詰めて、安い金額で出品している人がたくさんいることに気付きます。

そんな品をいくつか購入して、ひとつひとつを丁寧にチェックして単品でヤフオクで販売したところ、送料も含めてトータル35,000円で購入した古い呉服が、総額で14万円で売れました。

経費を引いても10万円近い利益が出て、利益率が80%以上になった品もいくつかあります。しかも深刻なクレームはゼロで、良い評価率は100%を維持。

この経験の過程でしだいに自信をとり戻し、「働いている」という意識をもつために、税務署に「開業届け」を提出しました。

自分のハンドメイド品を売る!

このころ、自分のハンドメイド品を販売してみたいという気持ちが頭をよぎります。
そこで、作ったはいいけれど、使っていないニットの作品が手元にいくつかあったので、ためしにヤフオクに出品したところ、あっさり売れました。

「もしかして中古でもいけるんじゃ…」という気がして、あるていど使用感のあるハンドメイドのニットも出品してみたら、これまたあっさり売れました。

しかも、たとえ中古であっても、ヤフオクでハンドメイド品を販売すると、びっくりするほどうれしいお礼のメッセージをもれなく頂きます。これがかなりうれしくて、もっとハンドメイド品を作って販売したいと思うようになりました。

 

そこで、多くのハンドメイダーが出店しているショップサイト、BASE(ベイス)に出店します。数あるECサイトの中からなぜBASEを選んだかについては、後日、あらためて記事にまとめますね。

オーダーを頂いて販売したアクセサリーはとても喜ばれた反面、まずは「値引き」の話から入るお客様もいて、ここにきて、ネットでハンドメイド品を販売する難しさを痛感しました。

ひとりで開拓するのはきつい!

ハンドメイド関連のFacebookコミュニティに参加すると、すぐ「値引き」の話をするお客様や、平気で「ただ働き」を頼む友人にうんざりしているハンドメイダーが、たくさんいることが分かります。

この手の話題を誰かが投稿すると、コミュニティ内は「分かるーーー!!!!!」という怒りの共感コメントが延々と続きます。

 

おそらく、どちらも「500円の裾上げ」の例と同じなんです。値引きやただ働きを持ちかける人は、お金をけちって要求しているというより、勘違いしているんです。

その商品がなぜその値段なのか、自分が頼んでいることがどれほど大変な内容か、順を追って説明されたら、値引きやただ働きを要求したことが恥ずかしくさえ感じるはず。

販売する前に、その商品(またはサービス)の「値段の根拠と価値」を分かりやすく説明することができれば、価格に納得したうえで「購入したい!」と言ってくれるお客様にだけ販売することができ、嫌な思いをすることもありません。

 

最初は、ステキな作品を見るのが楽しみで、いろんなハンドメイドのFacebookコミュニティに参加しましたが、次第に、多くのハンドメイダーが、もっと自信を持ってスマートに自分の作品をネットで販売できればいいなあと思うようになりました。

そのために役立つ情報やサービスを、これまでの私の経験をもとにしつつ、最新の情報も盛り込んで、このブログからどんどん発信していきます。

管理人のプロフィール

出身地:福岡県

趣味:ハンドメイド、自宅で映画鑑賞、海外ドラマ(主にミステリー)、読書(最近はコミックばかり)、DIY、ガーデニング、整理整頓?

好きな食べ物:ふわふわオムレツ、ご飯、パン、麺類なんでも、たこ焼き(要するに卵と炭水化物)

好んで聴く音楽は主に洋楽。ジャンルは問わず「ピピ!」っと来たもの。映画音楽の影響が大きいです。

ここ数年、繰り返し観た回数がもっとも多い映画は「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー」。これまでに一番大きなショックを受けた映画は「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(1968年版)」。その日の気分でどんなジャンルの映画にも感動します。