賃貸マンションでは、クローゼットの形が凸凹しているケースがありますよね。あの凸凹は柱型やパイプスペースで、凸凹が収納の中に隠れるように、間取りを考える設計者が多いから。うちのマンションにも、凸凹しているクローゼットがひと部屋だけあります。

収納の奥行きが浅いと、ドアを開ければすぐに手に取れて取り出しやすいはずなのに、この凹みスペースにいざ収納してみると、クローゼットの折れ戸が邪魔になって取り出しにくい。

床にボックス収納を積み上げたり、シーズンオフのカーペットを立てて収納したり、いろんなものを収納してみましたが、床置きの収納はうまく使えなくて。

「どうやらここには吊るす収納が良さそうだけど、何をどうやって吊るすかなー」と考えていたとき、ダイソーで短い突っ張り棒を見かけて、「これだ!」とひらめきました。

スポンサーリンク




収納したいスペースの寸法

凸凹したクローゼットっと言っても、いろんなケースがありますから、参考までにわが家の例をご紹介しますね。下は実際の床面の寸法図です。

クローゼットの右奥に、パイプスペースの大きな出っ張りがあります。クローゼットの右側にはトイレがあり、奥は浴室になっています。水回りを集中させてクローゼットの中にパイプスペースを設けるという、ありがちな間取りですね。

クローゼットの扉は、中央から左右に開ける折れ戸タイプ。折れ戸なので、ドアを全開にしても収納スペースの端までフルオープンにはできません。ドア全開時は、折れ戸の厚み約8cmが邪魔になります。

つまり、右側の小さなスペースの横幅は35cmあるものの、取り出し口の横幅は27cmしかないという計算に。要するに、収納に有効な床面スペースは、W27×D23cmしかないということ。

スポンサーリンク


一方、クローゼットのドアは天井まで高さのあるタイプではなく、ドア上には下がり壁があります。おかげで、この下がり壁を利用して内側に突っ張り棒を取り付けられる。

ドアの高さは190cmだから、ドア上ぎりぎりに突っ張り棒を渡せば、身長157cmの私でも、手をのばせばかろうじて届きます。

ベルトとネクタイをもっと手早く取り出せるように収納したいなとずっと悩んでいたけれど、ここに吊るせばかなり理想的。なんで今まで気づかなかったんだろ!?

ダイソー突っ張り棒の特徴とサイズ

ダイソーの突っ張り棒は何本も持っていて、家の中のいたるところで使っています。でも、わずか23cmの狭いスペースに突っ張り棒を使うという発想が、今までありませんでした。

改めて見ると、ダイソーの突っ張り棒は長さのバリエーションがとても豊富です。短いものは18cmからあり、わずかなすき間に吊り収納をしたいときにめちゃめちゃ便利。しかも、33cm以下なら2本で100円です。

私が吊り収納を考えているスペースの奥行きは23cmだから、18~27cmの突っ張り棒なら余裕でイケます。おまけにこのサイズは2本セットなので、ベルト用とネクタイ用の2本が100円で買える。

ちなみに、ダイソーは長い突っ張り棒も豊富です。一番長いものは210cm。長さが120cmを超えると100円じゃなくなるけど、それでもホームセンターの突っ張り棒に比べたら格安の値段。標準品の耐荷重は1kg。もっと耐荷重が高い商品もありますよ。

ダイソー突っ張り棒のおすすめポイント

今回ご紹介した突っ張り棒のおすすめな点を、私のおすすめポイント順に箇条書きすると、

  • 幅18cmの狭いスペースに使える
  • 100円で2本買える
  • 小さいわりに耐荷重が高い

逆に残念な点は、

  • 耐荷重が1kg以上の商品がない
  • カラーは白と黒の2種類だけ

1本の突っ張り棒に主人のベルトを全部掛けたかったので、もうちょっと耐荷重が欲しかったです。バックルが大きなベルトは重さが250gもあるから、耐荷重1kgはちょっと不安。でも軽いベルトもあるから、常時6本掛けているけど、今のところは大丈夫そう。

また、実は私、モノトーンがあまり好きじゃないんです。できればウッド調か柄入りが欲しかった。1m前後の突っ張り棒はカラーバリエーションが豊富なだけに、ちょっと残念。

だけど値段と利便性を考えれば、それくらいは大した問題じゃないかな。耐荷重が厳しそうなら、突っ張り棒をもう1本渡せばいいんだから。

まとめ(総費用)

ネクタイは突っ張り棒に直接掛けていますが、ベルトはS字フックを使って掛けています。フックに引っかけられないワンタッチバックルの作業ベルトには、クリップハンガーを利用。また、ネクタイ用の突っ張り棒は、下がり壁じゃなく側壁の戸枠に取り付けることに。

今回の収納見直しで、ベルトもネクタイも、どこにどれがあるかひと目で分かるようになりました。すぐ横にカッターシャツとズボンを収納しているから、動線にも無駄がありません。

今回の出費は、18~27cmの突っ張り棒1セットと、スチール製の小さなS字フックを一袋の、計200円。クリップハンガーは使っていなかった手持ち品だけど、この分を計上しても合わせて300円。300円でこんなにストレスが無くなるなんて、大満足です。