テレビボードやカラーボックスに「あと少し収納量があれば…」と思うときがありますよね。収納家具をもうひとつ、わざわざ買うほどでもなかったり、別の家具を置く場所がない場合は特にそう。

そんなときにおすすめなのが、100均の発泡ブロックを使って、家具の上に棚を作る方法です。100均の発泡ブロックにはいくつかの種類があり、縦にしても横にしても安定感があるため、希望サイズの棚を簡単に作ることができます。

今回は、そんな発泡ブロックで作るカウンター収納をご紹介します。

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カウンターを増設したいテレビラックの寸法

まずは、上に示す画像のテレビラックの寸法をご紹介。サイズはW108×D46×H30cm。大型テレビ用のロータイプボードで、奥行きが深く、横幅も広めです。

将来的に40インチ以上の大型テレビを買うことを視野に入れて、このローボードをリサイクルショップで買ったものの、実際に乗せているのは32インチのテレビ。ソファーに腰掛けて観るにも床に座って観るにも、テレビの高さが低すぎて。

天板の上に簡易的な棚を作ってその上にテレビを乗せれば、よりテレビを観やすくなり、間に空いたスペースはDVDの収納に利用できる。そこで、さっそく棚を試作することに。

ダイソーの発泡ブロックの特徴

今回、理想的な棚のサイズは、テレビボードよりやや奥行きが狭く、棚の下にはDVDケースを収納できる高さがあること。

ダイソーの発泡ブロックには、標準サイズとビッグサイズの2種類があります。ビッグサイズは一般的なコンクリートブロックとほぼ同じサイズで、W37×D18×H9.5cm(実測値)。値段は1個200円。標準サイズはW24.5×D12×H6.3cm(実測値)で、値段は1個100円です。

テレビボードの奥行きを十分に活用できる棚を作るには、奥行きの深い天板を乗せたい。そのためには、奥行きのある「脚」が必要。だから、今回はビッグサイズの発泡ブロックを使うことに。

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テレビを乗せるのに理想的な天板の選び方

こうして先に「脚」のサイズを決めてから、天板を探しました。私の経験上、先に天板を選んでしまうと、天板とバランスの合う脚がなかなか見つからなくて、苦労するケースが多いんです。

天板の奥行きの目安は、37~45cm。脚(発泡ブロック)よりも広く、テレビボードより狭い寸法です。横幅の目安は、やはりテレビボードより狭い100cm以下。

天板には無垢の集成材を使うと始めから決めていました。天板に反りが出たり、強度が足りなくて割れてしまい、テレビが落ちたら大変ですから。

無垢の木材でも集成材なら値段は安いです。それにホームセンターでは、長く在庫していて傷んだ集成材を、割安で売っていることが多いんです。

画像のカウンターも、確か3割引きくらいでゲットしたキズ物の集成材。でも、実際に使ってみると、キズはまったく気になりません。値段は1,000円くらいだったかな。サイズはW91×D40×H1.5cm。予算内で理想的なサイズだったから、即ゲット。

ダイソーの発泡ブロックのおすすめポイント

今回ご紹介した発泡ブロックのおすすめな点を、私のおすすめポイント順に箇条書きすると、

  • 耐荷重が高い
  • 立てても寝せても使える
  • どんなインテリアにも似合う
  • サイズと形が豊富

逆に残念な点は、

  • 色合いが微妙

ダイソーの発泡ブロックはカラーバリエーションが豊富です。色はグレー、イエロー、ピンク、グリーン、ブルーの5色。どれも淡い色ばかりで、ちょっと子供っぽい感じ。コンクリートブロックの形をしているからグレーでいいんだけど、家具の上に乗せたときに違和感がない、もっと濃い色味があるとうれしいですね。

ちなみに、コンクリートブロックの形状ではなく、穴が開いていないレンガ型の商品には、白と黒のカラーがあります。でも、間に穴が開いているコンクリートブロック型のほうが、棚の脚に使うには安定感がある。

また、セリアには黒と茶色のブロックがあって、なかなか良い色味なのですが、残念ながらビッグサイズのブロックはありません。発泡ブロックの色に関しては、セリアもダイソーもどっちも微妙で、もうひと頑張りしてほしいな。

まとめ

すでに持っている家具にピッタリ合うサイズのラックが欲しいなら、DIYするのが確実です。クギや金づちを使わなくても、発泡ブロックにカウンター材を乗せるだけで、すてきな棚を手早く作ることができます。

今回の総費用は、カウンター材をあわせると約1,500円。同じくらいの値段で買えるカラーボックスかラックがあれば、そっちにしようと思って随分と探しましたが、もっと奥行きが浅いものか、高さがあるものしか見つかりませんでした。

しばらくは、テレビボードとブロックの色味が違うのが気になっていたけれど、あまりに便利ですぐに気にならなくなりましたね。当初は大量のDVDを収納するはずだったスペースに、プレステがすっぽりと収まったのもgood!

この方法なら設置も撤去もとっても簡単だから、これを機に、我が家では発泡ブロックを使った棚をどんどん増設中です。