ジグソーパズルの空き箱を引き出しの仕切りに使ったら靴下を収納しやすくなった

私は几帳面な性格です。だから、洋服ダンスの中も整然としていないと気分が悪い。靴下やランジェリーといった小物は倒れやすいから、仕切りが無いときれいに立てて収納するのは難しいですよね。なので、「何か仕切りが欲しいなあ」と以前から思っていました。

100均の仕切り板はすごく気になるけれど、完全に場所を決めるのは苦手なので、もうちょっとアバウトなケースのほうが私には使いやすい。そこで、捨てられずに取っていたジグソーパズルの空き箱を仮の仕切りケースに使ってみたら、靴下とランジェリーがうそみたいに収納しやすくなりました。

引き出し全体に仕切りをつくる必要は無い

私はジグソーパズルが大好きなので、空き箱はいくつか持っています。だからはじめは、全部の空き箱を使って引き出しの中に細かく仕切りを作ることも考えました。でも、引き出しの中にあまりに細かい仕切りを作ってしまうと、シーズンごとに少し配置を変えたいときに面倒です。

私は冷え性なので、持っている靴下の数がすごく多いし、季節や気温によって、どの靴下を使うかや、何枚の靴下を履くかが変わります。だから、引き出しの中には多少の流動性が欲しい。

そもそも、引き出しの中に仕切りが欲しいと思った理由は、区分けするためじゃなく、倒れにくく収納するため。だから、まずはひとつだけ箱を使って、しばらく様子を見ることに。

タンスの引き出しもパズルの箱もサイズは色々なので、パズルの空き箱を仕切りに使うと言われても、サイズ感をイメージしにくいかもしれませんね。参考までに、我が家のタンスの引き出しの寸法と、使った箱のサイズをご案内します。

箱の高さは引き出し内寸の約3分1しかありません。だから適度な通気を保てるうえ、ぎゅうぎゅう詰めにすると箱の姿は見えなくなるのに、整然と片付いて見えます。

箱はひとつしか使わないなら、中に入れるのは当然、ストッキングなどの倒れやすいものにしました。といっても、最近は滅多にストッキングを履かないから、タンスの引き出しには数えるほどしかストッキングを入れていません。なので、空いたスペースには夏用のスニーカーソックスを入れることに。

「箱の中」＝「夏もの」という区分けルールです。

結果はご覧の通り。もともとぐちゃぐちゃだったわけじゃないので、見た目はほとんど変わっていません。ただ、倒れやすい靴下をケースの中に入れたことで、以前より収納スペースが増えたし、なにより靴下を探しやすくなりました。

また、配置を決める前に引き出しの中を整理して、ここ数年履いていない厚手のストッキングを保管ボックスに移動したので、さらに収納スペースが増えることに。約4分の1のスペースが空いたから、靴下の引き出しにタオルハンカチを移動。

いままではランジェリーの引き出しにタオルハンカチを入れていたから、その分、ランジェリーの引き出しが空きました。おかげで、ランジェリーの引き出しに冬の肌着を入れるスペースが生まれることに。

紙は吸湿性が高いため、紙製の空き箱をタンスの引き出し仕切りに使うと、紙が湿気ってカビが生えるという話をよく耳にしますよね。私自身、紙の箱に長期間入れっ放しにしていた着物やバッグをカビだらけにした苦い経験があります。

なので、衣類をぎゅうぎゅう詰めにしている引き出しの仕切りに紙箱を使うのは、やや勇気がいりました。でも、毎日開け閉めする引き出しだから、短期間なら大丈夫だろうと思って、「仮の仕切り」として使ったんです。

ところが、この箱を仕切りに使い始めてからすでにずいぶん経ちますが、箱は相変わらず「パリッ」としていて、湿気でヨレヨレになる様子はまったくありません。カビの気配もゼロ。

桐製のタンスだから調湿効果が高いとか、ちゃんと除湿剤を入れているとか、よく開け閉めする引き出しだからとか、いろいろと良い条件がそろっていれば、紙箱を仕切りに使っても大丈夫。ただし、滅多に開け閉めしない引き出しの仕切りに紙箱を使うのは避けたほうがいいかも。

仕切り箱を使うと収納しやすくなるだろうとは思っていたけれど、ここまで空きスペースが生まれるとは思っていなかったので、ちょっと驚いています。タンスのどの引き出しに何が入っているか、以前より分かりやすくなって、すごくうれしいです。

たくさんの仕切りがなくても、たった1個の箱を使うだけで、ものすごく収納しやすくなります。小ぶりで背の低い空き箱を持っているようなら、靴下やランジェリーなど、よく開け閉めする小物専用の引き出しに、ぜひ試してみてください。