かさばる冬物衣類は、できるだけコンパクトに収納したいですよね。100均は衣類用圧縮袋のバリエーションがとても豊富。いろんなタイプとサイズの商品がそろっています。
今回はその中から、たくさんの衣類を収納できる、衣装ケース用圧縮袋を使った結果と感想をご紹介。結論を言うと、個人的にはあまりおすすめできません。その理由と、この商品がおすすめな人を、詳しく解説します。
衣装ケース用圧縮袋を使おうと思った理由
私が衣類用の圧縮袋を使い始めたのは去年からです。目的は、主人の膨大な量の冬服を収納するため。うちのご主人はおしゃれさんで、若い時に買った洋服が大量にあります。しかも、どう見ても同じデザインで同じ色の服が何着もある。
ちゃんと使っているのならともかく、5年以上着ていない服がたくさん。にもかかわらず、シーズンを問わず全部ハンガーに掛けてクローゼットのバー吊り下げていました。
たとえ着なくても、ときどき眺めて楽しみたい気持ちがあるんだろうなと思って、去年までは寛容な気持ちで受け入れていました。でも、うちのクローゼットはあまり広くないから、冬の上着が半分近いスペースを占領していて。
クローゼットの中がぎゅうぎゅうだと湿気がこもるし、シャツを探しにくいから、「せめて夏の間は圧縮袋に入れちゃダメかな?」とやんわり持ちかけてみたところ、意外にもすんなりオッケー。洋服への執着心が、若い頃より薄れたんでしょうね。
ダイソーの衣類圧縮袋の種類とサイズ
ここぞとばかりにダイソーに圧縮袋を買いに行くことに。袋のサイズが大きいと圧縮の手間が一度で済むから、一番大きなサイズの圧縮袋を買おうと始めから決めていました。
ダイソーにはバルブ式の衣装ケース用圧縮袋のほかに、スライダー付きの衣類圧縮袋もあります。2~3個ほしいなと思っていたから、ためしに両方を購入。それぞれのサイズと収納量の目安は以下にご案内。サイズはどちらもMとLの2種類があり、私はLサイズを買いました。
- バルブ式 衣装ケース用圧縮袋Mサイズ:45×70cm、トレーナー4~5枚
- バルブ式 衣装ケース用圧縮袋Lサイズ:60×80cm、トレーナー5~6枚
- スライダー付き 衣類圧縮袋Mサイズ:35×47cm、トレーナー1~2枚
- スライダー付き 衣類圧縮袋Lサイズ:50×60cm、トレーナー2~4枚
ちなみに、収納期間の目安はどちらも6ヶ月で、繰り返し使用できます。
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ダイソーの衣類圧縮袋の特徴
バルブ式の衣装ケース用圧縮袋には、袋の端に丸いバルブがついていて、チャックを閉じた後にバルブに掃除機ホースの先端を当てて吸引するだけ。説明を見る限り、操作はとても簡単です。
また、「1~2分以上、吸引しないでください」という注意書きがあるから、吸引には1~2分しかかからない想定の商品なのでしょう。でも実際には、5分経っても圧縮できませんでした。うちの掃除機が古くて性能が低いせいでしょうが、それにしても空気が抜けなさすぎる。手で押し出したほうが早いんじゃ…と思ったほど。
でも、Lサイズの圧縮袋はサイズが大きく、おまけに冬物の洋服は厚みと重さがあるから、手で空気を押し出すのはけっこう難しい。つまり、バルブ式の圧縮袋は、ハイパワーの掃除機を持っていないと使えないアイテムです。
一方のスライダー付き圧縮袋は、手巻き圧縮か差込み圧縮をするタイプ。バルブ式の圧縮袋よりサイズがひと回り小さいから、狭いスペースでも作業ができます。ただし、こちらもLサイズを手巻き圧縮するのはけっこう大変。体力と腕力がある人なら平気なのかな?私はきつかったです。
ダイソーの衣装ケース用圧縮袋がおすすめな人
今回ご紹介した「衣装ケース用圧縮袋」、私は使いにくかったけれど、以下のような方にはおすすめです。
- ハイパワーの掃除機を持っている方
- 体力と腕力には自信がある方
- 収納スペースが足りな過ぎて困っている方
おすすめじゃない人は、上の逆パターン。私がそうです。収納スペースが足りなくて困ってはいるけれど、部屋の中に足の踏み場もないほど困ってはいません。だったら、圧縮しない衣類収納袋を部屋の中に積み上げる方が、労力は少なくて済みます。
まとめ
圧縮袋を使ったおかげで、クローゼット下のスペースに冬物の上着を全部すっきりと収納できたのは事実だし、その点はうれしかったです。でも、次回も使うかと聞かれたら、ちょっと微妙。
また、もうひとつ「失敗した」と感じた点が、よく着る服とまったく着ていない服を同じ圧縮袋に入れてしまったこと。よく着る服を取り出すために圧縮袋を開けたあと、また圧縮するのが面倒で、なかなか取り出す気になれませんでした。
お気に入りの上着や、いよいよ寒くなってから着る半纏(はんてん)などは、個別に圧縮するのがおすすめ。ダイソーには別に「トラベル衣類用圧縮袋」があり、こちらは袋のサイズが小さい分、圧縮の手間が楽です。
衣装ケース用圧縮袋を使うときは、衣装ケースに入れる感覚でなんでもかんでもまとめて入れるのではなく、服を使うタイミングと着る頻度を意識したほうがいいですよ。
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