ダウンキャビネットのカタログ画像を見ると、たいていはフードストッカーとして使われています。缶詰めやビン詰めといった重い保存食を、楽に取り出せるというのがウリなのでしょう。

はじめてダウンキャビネットを見たとき、「いつかこんなのが欲しい!」と私も思いました。だから、ダウンキャビネットが備え付けられている賃貸アパートに入居したときは、感激したものです。

いま入居しているマンションのキッチンにも、ダウンキャビネットが備え付けられています。けれど、フードストッカーとしては利用していません。主にキッチン消耗品を収納しています。最大の理由は、ダウンキャビネットに食品を収納するのは危険だと感じたからです。

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ダウンキャビネットは食品の収納に不向き?

私も始めは、ダウンキャビネットをフードストッカーに利用していました。特別な理由はありません。カタログや雑誌で見た写真のイメージが、脳に刷り込まれていたというだけ。けれどその後、わが家の家計の事情が変化しました。

いまは、保存食を大量に買い込めるほどの経済的な余裕がありません。今週分や今月分の食料を、そのときどきのお財布事情にあわせて選んで買っています。だから、ダウンキャビネットがガラガラになることも珍しくなくて。空の棚を見るたびに、貧しさが身に染みるように。

またそれとは別に、昇降式吊戸棚には「深刻な問題」があります。ラック本体は金属製のため、ラックの真下にキッチンの手元灯が取り付けられていると、下段の棚がかなり高温になるんです。収納している食品を手でさわると熱いと感じるくらいだから、真夏は40度以上に上がっていたでしょう。

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ダウンキャビネットに収納するのに適しているもの

「いくら保存食とは言え、こんなに熱くなって大丈夫かな」と大きなストレスを感じていたから、悩んだあげく、ダウンキャビネットをフードストッカーに利用するのをやめました。

家計の事情だけじゃなく、高温になるダウンキャビネットに食品を収納するのが怖くて、無意識のうちに保存食を買いだめしないようになったのかもしれません。

高温になる場所に収納しても大丈夫そうなキッチンアイテムと言えば、お鍋やフライパン、食器類ですよね。ほかに、紙製やプラスチック製の消耗品もオッケーです

せっかくのダウンキャビネットだから、はじめは重量物のお鍋を収納しようと考えました。でも、実際に収納してみたら取り出しにくくて。食器類もそう。と言っても、お鍋を収納している方もいるようですから、私の腕力の問題かも。

ダウンキャビネットには小分けボックスを使うと便利

他の人がどうだろうと、私には取り出しにくいから、お鍋と食器はアウトです。また、ダウンキャビネットに何を収納するかを考えると同時に、食品をどこに収納するかも考えないといけません。

となると、食品ラックに使いやすい棚に収納しているものを、ダウンキャビネットに移動させるのが一番手っ取り早いです。それが、紙製やプラスチック製のキッチン消耗品でした。

小さな消耗品を広々としたダウンキャビネットに収納するには、仕分けボックスがあると便利です。仮の段階でお金を掛けたくないから、とりあえず牛乳パックで製作。

お茶パックやアルミケースのように、小さくて行方不明になりそうなものは、巾着袋に放り込みました。わざわざ作ったわけではありません。使っていなかったお弁当袋がたまたま目にとまったので、一時しのぎのつもりで使ってみたら、良い感じに収まったんです。

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ダウンキャビネットなら上段に重いものを収納できる

牛乳パックで小分けボックスを作った後、主にキッチンで使う消耗品をダウンキャビネットの中にどんどん入れていきました。と、その過程で、今まではキッチン消耗品の収納場所が点在していたことに気が付いたんです。

何がどこにあるのか、私には分かっていたけれど、家族は混乱していたでしょうね。ちょっと申し訳ない気持ちになりました。

密かに反省しつつ、黙々と収納作業を続行。取り出しやすさを重視して、背の高いものは奥に収納し、手前に背の低いものを収納。今のところ、ストレスを感じることなく状態をキープできています。

最後まで悩んだのが、キャビネットの上段に何を収納するか。上段は下段に比べて高さが低く、中身を取り出しにくいです。でも、下段と違って高温にならないから、食品を収納しても気になりません。

そこでとりあえず、キャットフードのストックラックに使うことに。入れてみると、思いのほかたくさん収納できました。2kのフード袋を5つは収納できます。キャットフードの収納場所にも長いこと悩んでいたから、今回は一度にいくつもの悩みを解決できました。

移動した食品はまだ整理中。きれいに収納できたら、新しい記事でご紹介します。