手芸用品に限らず、キッチンやクローゼットの収納を見直すことで、家の中がずいぶんと過ごしやすくなります。でも、収納の見直しにはお金がかかります。家計から月に千円をねん出するのが苦しいような状況にあるときに、収納グッズにお金を掛ける余裕なんてありませんよね。

そこでこのブログでは、お金を掛けない収納術をご紹介したいと思っています。今日は牛乳パックを使ってペットボトルケースを作った事例をご紹介します。

スポンサーリンク




出かけるときはいつもペットボトルを携帯

私は空のペットボトルを常に5~6本ほどストックしています。300~650mlの間で、できるだけ容量が違うものを選んで集めています。

目的は外出時の携帯用。出かけるときには必ず自宅から水を持って行くからです。ちょっとお荷物だけど、のどが渇いて自販機でペットボトルを買えば、100~150円も必要。10回続けば1000~1500円。私にとっては安くない金額です。

自販機ならまだしも、のどが渇いたからとトイレ休憩がてらコンビニに入ろうものなら、水だけじゃなくついついお菓子まで買ってしまうこともしばしば。でもペットボトルを持ち歩けば、こんな無駄使いを防げます。

外出する時間にあわせて、短時間の外出なら小さいペットボトルを、長時間の外出なら大きめのペットボトルをチョイス。おかげで小銭の節約につながってはいるものの、サイズがバラバラの空のペットボトルをうまく収納できず、長いことストレスを感じていました。

スポンサーリンク

牛乳パックにペットボトルがまさかのシンデレラフィット!

ある日、キレイに洗った1Lの牛乳パックと500mlのペットボトルを、横に並べて乾かしているのを見ていたら、サイズが似ていることに気が付きました。試しに牛乳パックの中にペットボトルを入れてみると、気持ちが良いくらいぴったりと納まります。

「牛乳パックを6つ連結したら、わが家にぴったりのペットボトルケースが作れるな」と閃いて、さっそくデザインを検討。

ペットボトルがコロコロと転がるのを防げればいいので、あまり高さは必要ありません。そこで、牛乳パック2本で作れるように、1本の牛乳パックを3分割して使うことにしました。

牛乳パックだって無駄使いはしない

作り方はとっても簡単。牛乳パックを金太郎あめの要領で「輪切り」にするだけ。ただ、私は几帳面な性格なので、サイズがそろっていないとイライラしてしまうから、「直角定規」を使って線を引き、カッターでカットしました。カッターじゃなくハサミを使ってもきれいにカットできますよ。

1本の牛乳パックを3つにカットしたから、「底がある箱」は6個のうち2個だけです。底がある箱は変形しにくい反面、底がないものはつぶれやすいから、底がある箱を全体の中央に配置。そして、隣り合う箱の上端と下端をそれぞれセロテープで貼り付けたら出来上がり。

私はペットボトルを6個以上はストックしないようにしているから、6個入るケースを作りましたが、同じ要領でもっと数を増やしたり減らしたりできます。増やすときは、底がある箱と底がない箱を交互に配置すると変形しにくいです。

ひとつの悩みを解決すれば他の悩みも解決するかも

今回、ペットボトルラックを作ったのをきっかけに、ペットボトルの収納場所を変えました。今はシンク上のダウンキャビネットに収納しています。単純に奥行きと高さがぴったりで、スペースが空いていたから。

以前は、空のペットボトルはシンク横の引き出しの奥に押し込んでいました。引き出しの奥って取り出しにくいから、毎日は使わない軽いものを入れようと思ったんです。

でも空のペットボトルは転がりやすく、引き出しの中ですぐにぐちゃぐちゃになり、目当てのサイズを探すのにひと苦労で。一方のダウンキャビネットは、便利なようで不便な側面があり、うまく活用できずにスカスカの状態で。

ペットボトルラックを作ったおかげで、ペットボトルを取り出しにくく、探しにくいという悩みを解決できただけじゃなく、ダウンキャビネットをうまく活用できていないというストレスも解消。牛乳パック、あなどれません!