【macrameハンドメイド倶楽部】では、現在、第2回目の物々交換会を準備中です。
1回目は行き当たりばったりな感じで行いましたが、2回目は今後のためにもう少しきちんと準備しようかなと思っているので、物々交換会の流れを記事にしてご紹介します。
目次
「物々交換会」ではお金のやりとりをしない!
物々交換会は、捨てるには忍びないけれど、もはや使わないものを出品し、お互いに欲しいものと交換し合うというイベントです。コンセプトはフリマと似ていますが、物々交換会とフリマの最大の違いは「お金のやりとり」がないことです。
さらにもうひとつ、フリマとの大きな違いがあります。それは、自分が欲しい品があっても、相手があなたが出品しているものの中に交換したい品がなければ、「交換」が成立しないということ。
お金さえ払えばたいていのものが買えるこのご時世に、なんとも酔狂なイベントを考えたものだと我ながら苦笑しますが、このルールはけっこう頭を使うので、ゲーム感覚で楽しめます。例えるなら、UFOキャッチャーと似ているかもしれません。
スポンサーリンク
品物の発送にはレターパックか郵便を使用する
交換が成立した場合、品物は原則としてレターパックか郵便を利用して発送します。その理由は、
- 送料が全国一律(送料で交換相手に不公平が出ないようにするため)
- 品物のサイズに上限を設定するため
- 発送に慣れていない人でも利用しやすい
- メルカリやクリックポストなどのサービスは、利用できない人もいる
レターパックで発送しないといけないという決まりではありません。このイベントの送料は、最大でも500円程度で済ませましょうというものです。
サイズを無制限にしてしまうと、送料を考えずに出品してしまい、場合によっては数千円の送料を払うことになる人が出ないとも限りません。それを防ぐために、発送方法とサイズを指示しています。クリックポストや宅急便で発送する方が安く済む場合は、その都度、自分の都合のいい方法で発送して構いません。
自分が出品した品物の発送料を負担するのは、あくまで自分自身。だから、その送料を払ってでも出品や交換をする価値があるか、よーく考えてから出品と交換をしなければいけません。でも、これを考えるのがなかなか楽しいんです!
ちなみに、レターパックプラスにはどれくらいのサイズの品物が入るのか、私が実際にヤフオクで販売して発送した商品の中でも、これはギリギリのサイズだったなという例を上げます。
- コミック10冊
- 箱入りの草履
- 浴衣と帯のセット
いかがですか?レターパックライトは暑さ3cmまでという制限がありますが、レターパックプラスは封がきちんと閉じればいいので、かなり大きなものも入ります。
交換したい商品の登録方法
すでにコミュニティに参加している前提で、画像を使って出品の方法を解説します。画像はパソコン画面ですが、スマホでもアイコンの位置はほぼ同じです。
コミュニティの中に入り、「イベント」という部分をクリックすると、近々コミュニティで予定されているイベントが表示されます。すでに「参加」を希望していたら、「ショートカット」の中にも表示されます。
参加したいイベントの名前をクリックします。今回の場合は「けちけち物々交換会」ですね。クリックすると、イベントの詳細な内容を確認できます。
このイベントに関しては、記載されている日時は終了日を示しています。交換の交渉には数日かかることも想定して、ある程度の日数をとっています。また、終了日までは、どんどん新しい品物を追加できます。
出品したい品物があるときは、ここに投稿します。コミュニティの普段の投稿画面に投稿しても、このイベントの中には反映されないので、必ずイベント画面で投稿してください。参考までに、下に投稿の例を添付します。
画像のコメント欄にその品物の詳しい説明を記載すると、見る人に分かりやすく、交渉がスムーズに行えます。
欲しい商品があったら出品者の投稿にコメントを入れる
出品されている中に気になるものや欲しいものがあるときは、コメント欄に欲しいものの番号を書いて、相手に交渉を持ち掛けましょう。「こんな感じ」という例を下に添付します。
おすすめ商品はコミュニティの「投稿」でも積極的に紹介して!
自信をもって出品した品物に、なかなか交換希望者が現れないときは、コミュニティの「日々の投稿」でイベントに出品している商品を紹介しても構いません。
コミュニティメンバーの中には、まだイベントに参加していない人もいるかもしれません。そんな方があなたの投稿を見て「え?、こんなのあるんだ! 私もイベントに参加しよう」と思うかもしれません。
原則として1日1回、1商品だけアピールOKです。「日々の投稿」では1商品に対して複数の画像を投稿できるので、見どころや付属品が多い品物をアピールするのに積極的に活用しましょう。
物々交換会は「販売」の練習にもなる
「物々交換会」は、最初は軽い思い付きで始めたイベントですが、実は高額な参加費用で開催されているワークショップにも引けを取らない、奥の深いイベントだと感じています。
物々交換をするより、単純に販売したり、お金を払って欲しいものを買う方が簡単です。けれど、お金のやり取りがあるとトラブルに発展することもあるので、トラブルが怖くて販売を躊躇(ちゅうちょ)している人も少なくありません。でも、トラブルが起きる原因は、「価値観の違い」によるところが大きいんです。
傷やよごれ、素材感、作品の完成度の高さなど、どれも見る人の「価値観」によって見え方が違います。同じ品物を見て「1万円なら安い!」と感じる人もいれば、「100円でもいらない」と感じる人もいます。
「販売」という行為は、あなたの価値観ではなく、購入者の価値観を知ることが大事です。上の例で「100円でもいらない」と感じた人も、別の品物には「1万円なら安い!」と感じるんです。だったら、その人が「1万円なら安い!」と感じる商品を提供してあげる方が、あなたにとっても相手にとってもハッピーですよね?
物々交換会は、このような「相手の価値観を知る」トレーニングになります。