缶詰やパスタソースなどのレトルト食品は、けっこうな重さがあります。同じケースに5~6個入れていると、片手で持つのはちょっときつい。狭い対面キッチンの中にレトルト食品を収納するなら、できるだけ棚の下のほうに置きたいところです。
キッチンや背面ラックが扉タイプの収納なら、一番下のスペースを食品庫に使うのがおすすめ。小さな段ボールを使って小分け収納すると、出し入れがしにくいラックの最下段を奥まで有効に活用できます。
レトルト食品を収納したいスペースの寸法
うちのマンションは、キッチンの吊戸棚にダウンキャビネットがついています。若いころから食品は吊戸棚に収納するイメージがあったので、はじめはこのダウンキャビネットを食品庫にしていました。
でも、ダウンキャビネットの中はすごく高温になるから、食品を収納するのが次第に怖くなって。使いにくくてスカスカだったカウンター収納の最下段を、保存食用の食品庫として使うことに。
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食品を収納したいスペースの寸法は、W59×D40×H21cm。上には2段の棚があり、そこには普段使う食器を収納しています。棚板は可動式だから動かすこともできるけど、食器を出し入れしやすい高さにしているから、できれば動かしたくありません。
また、右側の扉には奥行き6.8cmのスパイスラックが付いているため、右側の収納スペースはそのぶん奥行きが狭くなります。つまり、右側には奥行き33cm以下の段ボールしか置けません。
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ネットショップを利用すると段ボールを無料でゲットできる!
私はネットショップをよく利用しているので、小物の収納に使えそうな小さな段ボール箱は常にいくつかキープしています。今回の食品収納にちょうどいいサイズの段ボールも、うまい具合に手元にありました。使ったのは以下の2サイズ。
- W21.5×D35.7×H12.5cm(左側)
- W19.5×D27.0×H11.5cm(右側)
この2個の箱だけでは、幅18cmのスペースが余る計算です。あと一個、小さな段ボールが置けそうだから、スーパーの「ご自由にお取りください」コーナーに、小さい段ボールを探しに行こうかとも思いました。でも、箱入りの食品やお茶筒が、うまい具合に隙間に収まってくれて。
わずかなすき間には、段ボールなどのケースを使わないほうが、かえって収まりが良いときもありますよね。
食品収納に使うケースを選ぶときの注意点
段ボールは丈夫なようでも所詮は紙です。重いものを入れている段ボール箱を頻繁に出し入れしていると、やがて破れます。なので、厚手のものを使うのがおすすめ。100均のペーパーボックスのような、薄い紙箱は避けたほうが良いです。
また、おしゃれに収納したいから、100均のプラスチック製ボックスを使うという方もいるでしょう。それでも、スペースにぴったり収まるケースをいきなり買うのではなく、はじめは適当な大きさの段ボールを使って様子を見ることをおすすめします。
というのは、買い置きしている保存食の量と重さは、常に一定じゃありません。季節やイベントなど、事情によって内容も量も変化します。だから、いまストックしている保存食の量と2カ月後のストック量は、おそらく違うはず。
数カ月ほど様子を見てから、食品の分け方とケースの大きさを最終的に決めるほうが、失敗するリスクは減ります。
まとめ
キッチンに保存食を収納するときのポイントをまとめると、
- 棚の低い位置に収納するほうが取り出しやすい
- ケースには丈夫なものを選ぶ
- ケースはスペースにぴったり収まるより収納物がぴったり収まるものを選ぶ
はじめは「仮」のつもりで段ボールを使ったのですが、サイズがちょうど良くて使いやすいから、今もこの段ボールを使っています。私は元来ものぐさで、扉の中の見栄えにはこだわりがないので。
このスペースはどうやってもうまく活用できず、長いことストレスを感じていました。だから、フルに活用できるようになったのが何よりうれしいです。段ボールは滑りが良く、プラスチックのケースよりスムーズに引き出せる点も助かっています。