ゆるくなったジーンズやウエストサイズが大きなGパンは、ベルトで縛れば特に問題なく履けますが、ベルトを使わなくてもズボンが腰に引っかかってくれるほうが履き心地は楽です。そこでジーンズのウエストにゴムを入れる方法をご紹介します。

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はじめに補正したい正確な長さを測る

どれくらいゆるいのか、まずは正確なサイズを測りましょう。ジーンズのウエストラインの位置は商品によって異りますし、着る人の体型によっても変わりますから、実際に履いてみて、何センチ大きいかを測るのがおすすめ。

この場合、立った状態と座った状態の両方で測ってみましょう。やせている方は姿勢でサイズが変わらないようですが、お腹にお肉が付いていると結構変わりますから。

そして立った状態と座った状態でほとんどサイズが変わらないなら、ウエストゴムをちょっとキツイぐらいに補正するほうがいいですし、けっこうサイズが変わるようなら、ちょっとゆるいぐらいに補正するほうが着心地が楽です。

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ゴムを通すための布を縫い付ける

ゴムは最低でもズボンの後ろ幅全体に入れます。ウエストがかなりゆるいようならサイドまで入れましょう。ゴムを通すための当て布はどうせ表からは見えませんから、なんならウエスト全体に入れても構いません。

けれど布の縫い付けはちょっと面倒なので、今回はぎりぎりサイドをカバーする位置までにしています。単にたまたま持っていたハギレがこの長さだったというのが一番の理由ですが…。

布の縫い付け方はゴムを間に通せるように、布の上と下をミシンで縫うだけ。いたって単純です。ただしジーンズにはベルト通しやブランドロゴの皮パッチが付いているので、これをよけるように何度も縫い目を開ける必要があります。

スラックスのウエストを補正するときはベルト通しをいったん取りますが、ジーンズのベルト通しは取るのも再び縫い付けるのも大変ですから、外さないで避けるほうが簡単です。

またゴムを縫い付けるときは当て布の端から1cmほどゴムの先を出して固定すると、後でゴムの長さを調整しやすいです。

当て布の素材には綿がおすすめ

ジーンズのように厚みのあるズボンのウエストにゴムを入れるときは、25~30mmくらい幅のある強いゴムを使います。

ですからゴム通し用の布には張りのある厚地の綿素材がおすすめ。ゴムを入れるだけでも腰に熱がこもって熱くなるので、通気性を高める意味でも化繊ではなく木綿を使いましょう。

ジーンズのステッチにはカラフルな糸が使われていますが、この糸と色をあわせるのではなく、生地に近い色糸にするほうが自然な仕上がりになります。今回はノーマルな淡い色のジーンズを補正したので、白糸を使いましたが、補正の後はまったく目立ちません。

まとめ

出来上がった状態はこんな感じ。もともとこういう製品だったと言ってもいいくらい、違和感はありませんよね。

ダイエット中などにウエストサイズがじわじわと落ちていくのはうれしい反面、ボトムを買い替えるのにお金がかかり、困った状態になります。しかも下手をしたらまたすぐサイズが落ちる可能性もあり、サイズが下げ止まるまではうかつに新しいジーンズを買えません。

そんなときはゆるくなったジーンズのウエストにゴムを付けてサイズが落ち着くのを待てば、無駄な出費をおさえられますよ。