新型コロナウィルスの影響で、オフィスワークでも仕事中はマスクを着用しないといけない職場が多いですよね。うちの主人の会社もそうです。おかげで、耳が痛くて頭痛が増えたとツラそうにしていました。
そこで、「なにかいい方法はないかな?」とネットで調べていたら、マスクのゴムを引っ掛ける「マスクバンド」を発見。レビューは高いし値段も安いから、試しに買ってみようと思ったけれど、よく考えたら家にあるものを使って簡単に作れそうです。
そこで手芸箱の中をあさったところ、ちょうどいい長さのアイビーテープ(カバンひも)の残りを発見。まずは試作のつもりでボタンを取り付けたら、使いやすいマスクバンドが簡単に作れました。
マスクバンドとは?
市販のマスクバンド(フックベルト)は、薄くて細いプレート形状をしています。プレートの両サイドにフックが付いていて、このフックにマスクゴムを引っ掛けるというシンプルなスタイル。つまり、マスクバンドで後頭部にマスクを固定するイメージです。
マスクの種類によってゴムの強さと長さが異なるため、マスクバンドのサイズを微調整できるように、フックが2~3個付いている商品が多いです。
値段が安いマスクバンドは素材の記載がありませんが、見た感じプラスチック製かな。プレートの表面に突起があるのは、おそらく通気性を高めるためでしょう。以下に、私がマスクバンドを作るのに参考にした商品とそのサイズご案内します。
- 幅2.3×長さ17.3cm(重さ4g:プラスチック製)
- 幅2.3×長さ11.5cm(厚み2mm:本革)
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マスクバンドを作るのに適した素材
私ははじめ、広幅のゴムでマスクバンドを作ろうと考えました。ゴムは伸びがあるため、フックを1つ付ければ済むからです。
でも後頭部に熱がこもると、私は頭痛が起きやすくなります。だからゴム製のヘアバンドは苦手で、長時間は付けれません。そう考えると、マスクバンドをゴムで作るのはやめたほうが良さそうです。
それに考えてみれば、マスク自体にゴムが付いているから、マスクバンドがゴムじゃなくても微調整はできる。それよりはむしろ、素材にこだわったほうがいい。
マスクバンドは、後頭部に密着しないように、通気性がよく適度に張りのある素材で作るのが理想的です。なぜなら、マスクバンドの厚みが薄かったりやわらかすぎると、バンドがマスクのゴムに引っ張られて、後頭部に密着してしまうから。
つまり、マスクバンドに理想的な素材は「本革」。でもさすがに、そう都合よく本革のハギレは持っていません。次に頭に浮かんだのが「カバンひも」。確か残りものを持っていた気がすると思ったら、やっぱりありました。おまけに、色もちょうどいい!
マスクバンドの作り方
私が作ったマスクバンドは、カバンひも(アイビーテープ)の両端にボタンとホックを縫い付けただけの簡単なものです。たまたま持っていたアイビーテープの残りものをそのまま使ったので、ハサミでカットもしていません。
参考までに、素材の寸法を以下にご案内します。
- カバンひも:幅2.5×長さ20.5cm(厚み2mm程度)
- ボタン:2個(直径1.0cm)
- ホック:2個(ヒバリ印スプリングホック 2号)
ボタンとホックの両方を縫い付けたのは、どっちが使いやすいか確認するため。結果、どっちも使い勝手は良かったです。ホックのほうがマスクを掛けやすいけれど、ボタンのほうがマスクゴムが外れにくい気がしますね。でも大して差はありません。
ホックを持っていない人は、わざわざ買わなくてもボタンで十分です。ただし、どちらにせよ1個じゃなく上下に2個つけるほうが、マスクの圧迫感が少しやわらぎます。
ハンドメイドすると体のサイズに「ぴったり」に作れる
アイビーテープは幅のバリエーションが豊富ですが、私が使った2.5cm幅くらいが、頭に付けたときに目立ちません。直径1cmの小さなボタンを、かろうじて縦に2つ付けられ点もうれしい。
なお、私が作ったマスクバンドの長さがやや長いのは、うちのご主人の頭が大きいから。ハンドメイドすると、こんなふうに使う人の体のサイズに「ぴったり」に作れるのがうれしいですよね。「サイズがちょうどいいし耳が痛くなくなった!」と主人も喜んでいます。
アイビーテープはとても丈夫だから、長く使えると思いますよ。ネットで1m単位で買えるので、マスクゴムによる耳の痛みに悩んでいる方は、ぜひ作ってみてください。ちなみに100均にも売っています。
なお、既製品のマスクバンドが気になる方は、以下から確認できます。
- プラスチック製(幅2.3×長さ17.3cm、重さ4g)
- 本革(幅2.3×長さ11.5cm×厚み2mm)
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