ハンカチ代わりのミニタオルは、吸水性が高くてとても重宝します。贈答品としても人気がありますよね。出かけるときにうっかり忘れてしまっても、コンビニやドラッグストアでも販売しているから、あわててお店を探す心配もありません。

けれど、ミニタオルはなにかと便利な反面、ハンカチに比べると引き出しの中で場所をとります。いつの間にか増えてしまい、気付いた時にはタンスの引き出し1段分がミニタオルという状態になっていました。

この増えすぎたミニタオルをなんとか活用できないかしらと考えていたところ、我ながら「ナイスアイディア!」を思いついたのでご紹介します。

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タオルがらみの悩みを拾い出す

ミニとはいえせっかく「タオル生地」なので、できればタオルとして使うのがもっとも効率がいいです。そこで、家の中のタオルに関する悩みを拾い出してみることに。

ミニタオルが増えすぎて困っていた一方で、トイレのタオルがすぐにべしょべしょに濡れるのが気になっていました。わが家のトイレのタオル掛けは、手洗い機に付属している短いバータイプの形状で、トイレではひも付きのハンドタオルを使っています。

トイレの広さが狭いから、フェイスタオルを二つ折りにしてこのタオル掛けにかけていると、すごく邪魔なんです。かといって、賃貸だから大きなタオル掛けを勝手に壁に取り付けるわけにもいきません。

・ミニタオルを活用したい!
・トイレのタオルがべしょべしょにならないようにしたい!
・お金をかけたくない!

この3つの条件をクリアしたいなあと考えていたら、これからご紹介するトイレ用リングタオルがひらめきました。

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ロール式トイレタオルをヒントにしたリング状のタオル

最近では、公衆トイレやショッピングセンターのトイレにはハンドドライヤーが設置されていますが、以前はロール式のタオルが主流でした。いまでもたまに目にしますよね。
初めてあれを見たときは、「これを考えたひと天才!」って、ものすごく感激したものです。
(画像引用元:ダスキン https://biz.duskin.jp/item/toilet/wash02/dc000107/

あのロール式タオルは、巻き取った濡れた部分を熱風で殺菌して乾燥させるという仕組みで、実はハンドドライヤーより衛生的で体にもやさしいです。そしてもちろん、お値段も高くて、基本的にはレンタル品です。

そこまで本格的じゃなくても、タオルをくるくる回して使うようにできれば、トイレのタオルがいつもべしょべしょという悩みは回避できそうです。

さいわい、うちのトイレのタオル掛けは、片側がオープンのタイプなので「輪」状のタオルを引っかけられます。そして、横幅が狭いミニタオルなら、二つ折りにしなくても邪魔になりません。

3枚のミニタオルを手縫いでつなげる

さっそく試作。と言っても、3枚のミニタオルを手縫いでつなげただけ。どんな縫い方でつなげようかと悩みましたが、できるだけ丈夫なほうがいいし、できるだけ簡単な縫い方がいい。

でも、縫い目が飾りになるといいなと思って、ブランケットステッチにしました。直線縫いでもぜんぜん大丈夫です。ミシンの方が楽という方は、ミシンの方が早いし簡単です。

うちのトイレのタオル掛けは低い位置にあるので、あまり長いタオルをかけることができないから、ミニタオル3枚のショート丈にしましたが、タオル掛けが高い位置に付いているようなら、6枚くらいつなげてロングタオルを作るのもいいですね。

洗濯ばさみを使って簡単リングタオル

(両端を洗濯ばさみで留めただけの簡単リングタオル、ひも付きピンチを使うのがポイント)

うちのトイレのタオル掛けでは輪状のタオルのほうが使いやすいので、わざと「輪」に仕上げていますが、一般的なバー状のタオル掛けの場合は、タオルの端にマジックテープなどの留め具を縫い付ければ、同じような使い方ができます。

わざわざ留め具を縫い付けなくても、タオル掛けに洗濯ばさみで固定するという方法もあります。洗濯ばさみはけっこう強く固定できるので、よっぽど力いっぱいに引っ張らない限り、外れることはありません。

ただし、この場合はひも付きタイプの洗濯ばさみを使うこと。ひもの部分をタオル掛けに固定することで、タオルを引っ張ったときの力がピンチじゃなくタオル掛けにかかり、ピンチが取れにくくなります。

(軽く引っ張るだけでくるくる回せます。洗濯ばさみは意外と強い)

試しに作ってみるかと軽い気持ちでトライしましたが、思いのほか使いやすくて保水力も高く、べしょべしょの悩みも解消できました。1枚のタオルにいろんな色や柄が混じっているので、便利なだけじゃなく、見ていて楽しいという効果もありますよ。