使う目的は特に無いけれど、ひと目ぼれをして思わず買ってしまったおしゃれな毛糸。1玉の値段が高いといきなり10玉はさすがに買えませんが、1~2玉くらいの衝動買いはたまにやりたくなります。
こんな毛糸は「玉」の状態を見ているだけでも幸せで、しばらくは眺めて楽しんでいましたが、そろそろ「形」にしてあげたくなり、帽子を作ることにしました。
毛糸自体がおしゃれなら編み方はシンプルに
今回は2玉あるので、キャップではなくツバ付きのクローシュ帽子を作ってみることに。
やはりかぎ針で編むか棒針で編むかをずいぶんと悩みましたが、この帽子を作るのに使った毛糸は太さが均一ではなく、太ったり細ったりしているタイプ。段染めじゃないんだけど、ピンクをベースに淡いグレーがところどころに入っていて、細い銀糸も練り込まれています。
こういう毛糸は棒針編みのほうが「華」がありそうだと感じたので、さっそくゲージを試作。予想以上におしゃれで、ゲージの段階で早くもワクワクモードです。
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飾りは編み込まずに最後に付けるほうが無難
デザインより先に毛糸が決まっているケースでは、デザイン選びに悩みます。今回もかなり悩みました。でも結局かっちりとは決めきれなかったので、出来上がり具合を見ながらデザインを調整することに。
ひとつだけ最初から決めていたのは、銀糸が練り込まれているから、小さなパールを飾りに付けるとおしゃれかも、ということだけ。ただし、途中でパールを編みこむと後で位置を変えられないので、パールはあくまで最後に飾ります。
予定は変わるもの。結果オーライ!
まずは帽子の本体部分を制作。いざ出来上がると、思っていたより地味です。ツバを付けるかゴム編みで縁を付けるか決めていなかったのですが、ゴム編みは寂しすぎる気がしてツバをつけることに。
ところが、ツバがあまりに深いと今度はしつこいように見えて、全体のバランスがいい長さまでほどきました。最後に小さなモチーフを作り、パールを縫い付けて完成。
最初はもっとツバが深いクローシュ帽子を作る予定だったけれど、予定は変わるもの。どう考えてもこっちの方がおしゃれと感じた時点で方向転換するのもあり。結果的に2玉は使わなくて、ほぼ1玉が余ってしまいましたが、それはまた別の使い方をすればいいですから。
この記事で紹介している帽子を作るのに参考にした本はこちら。
ひとつのパターンではなく、複数のパターンを参考にしてアレンジしています。
なお、余り毛糸の活用には以下の本がおすすめ。
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