手芸品店の「売れ残り品ワゴンセール」には、定価にはなかなか手が出せないような高級毛糸がときおり紛れ込んでいます。しかも、定価1,000円の毛糸に200円や100円という破格の値札が付いている。

たとえ1玉しかなくても何かしら使い道はあるので、私はワゴンセールで気に入った毛糸を見つけたらとりあえず買います。今回は、そんな高級毛糸で作ったかぎ針編みのプチマフラーをご紹介します。

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毛糸1玉で作るプチマフラーにはかぎ針編みのほうが向いてる

プチマフラーをかぎ針で編むか棒針で編むかは悩ましいところです。どちらで編んでもかわいい作品が作れますが、かぎ針編みのほうが毛糸の分量や太さに関係なく途中から編み方を変えやすいので、個人的にはかぎ針編みのほうが自由度がある気がします。

このプチマフラーを作るのに使った毛糸は、色が単一ではなく2~3色を一緒に撚り合わせたもの。さすが高級毛糸って感じです。

くさり編みで透かし模様を編むのも素敵だけど、長編みで「面」を作るのもおしゃれな気がする。そこでさっそくゲージを試作したところ、やはり長編みのほうが毛糸の良さを出せそうだったので、長編みで編むことにしました。

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かぎ針編みのマフラーはボタンホールを簡単に作れる

このプチマフラーはグルグル巻いたり結んで使うのではなく、ボタンで留めるタイプにしたかったので、進み具合を見ながら実際に首のまわりに巻いてみて、ちょうどいい長さになったところで編み終わりにしました。

そのあと、周囲に鎖編みでフリンジをつくり、留め具のボタンを取り付け、余った糸で飾りのモチーフを作ったら完成。「もうワンポイント飾りが欲しいな」と感じたから、モチーフの中心の残りもののウッドボタンを取り付けました。

使った材料はどれも残りもの

できあがった作品を見ると、最初からこのデザインをイメージして、それに合う毛糸とボタンを選んだかのように見えるかもしれませんね。でも、毛糸は値段が安かったからずいぶん前にとりあえず買っておいたもので、ボタンは別の作品を作ったときの残りものです。

本で紹介されているパターンにとらわれ過ぎず、「これで何か作れないかな?」という発想で材料にアプローチすると、自分でも驚くほどすてきな作品が出来ることがあります。だって、手芸本に載っている作品のデザインを考えた人とあなたの好みは同じじゃないから。

ちなみに、この記事で紹介しているプチマフラーを作るのに、参考にした本はこちら。

古い本なのですでに廃版になっていますが、最新の手芸本と見比べても、パターンやデザインなどの内容はほとんど変わりません。どの手芸本を買うか悩むときは、レディブティックシリーズを選ぶと間違いないですね。

なお、余り毛糸の活用には以下の本がおすすめ。

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