通常の三井住友カードは所定の利用条件を満たしていないと税抜1,500円の年会費が必要ですが、「エブリプラス」は年会費無料を前面に打ち出し、貧乏人でも利用しやすいかのように見えます。でも、必ずしもそうとは言えません。

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三井住友VISAエブリプラスとは?

三井住友カードは日本で初めてVISAカードを発行した、国内屈指のクレジットカード会社です。数多くのサービス業と提携しており、おそらくもっとも便利でポイントがたまりやすいカード。

私が人生で初めて作ったクレジットカードがどこの会社だったか覚えていませんが、3つ目以内には間違いなく三井住友カードが入っているはず。そして、初めて海外旅行で利用したカードも三井住友VISAカードでした。今から20年以上前の話です。

その当時は、もっとも安心して利用できるカードで、お金持ちが使うカードというイメージがありました。なにしろスタンダードカードの年会費が高額です。このため、あまりカードを使わなくなったころ、一旦カードを解約しました。

けれど「エブリプラス」は年会費が無料というキャッチコピーだったので、安心して作りました。このとき、うかつにも詳しい利用条件は確認しませんでした。

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三井住友VISAエブリプラスの特徴

エブリプラスの特徴を、「私ならココが知りたい!」という点だけピックアップして箇条書きします。

・年会費は無料(ただし支払い方法は「マイ・ペイすリボ」に限る)
・15日締め翌月10日払い
・リボ払い手数料率:実質年率18.0%(キャッシングは17%)
・貯まったポイントはWAON・楽天・Tポイントなどに還元できる
・お買いもの安心保険(補償サービス)がある
・ブランドはVISA
・運営は株式会社三井住友カード

ほかにもお得な点はありますが、別のカードにもある特典は省略し、特に大事な部分だけを記載しています。

三井住友VISAエブリプラスの注意点

三井住友VISAエブリプラスは、作った後まったく利用しなくても何も問題はありません。けれど、深く考えずに初期設定のまま大きな金額のショッピングに利用すると、とんでもないことになります。

三井住友VISAエブリプラスの支払い方法は「マイ・ペイすリボ」に限られ、初期設定では月々の支払額が5,000円になっています。つまり、うっかり5万円のショッピングでこのカードを使ってしまうと、本当は手数料がかからないように1回で払いたかったのに、11回で払うことになるんです。

この場合、月々の支払額の設定を変えずにいたらトータル4,576円の手数料を払うことになります。もし分割にしなくても払えたのなら、あまりにもったいないですよね。

まとめ

「マイ・ペイすリボ」の月々の支払額は変更できるので、カードを受け取ったら使う前にここをギリギリの金額に変更しましょう。パソコンやスマホを使って会員サイトに入れば、簡単に変更できます。

でももし、「そういうのは面倒くさいなあ」と感じる方は、エブリプラスを作るのはやめておいたほうが無難です。

エブリプラスは確かに便利でメリットも多いカードですが、三井住友VISAカードのように本来は高い年会費が必要なクレジットカードに無料で利用できる特殊なカードがあるときは「必ず何か理由があるはず」と疑って、利用規約をよく確認するようにしましょう。

「三井住友VISAエブリプラス」