時計屋さんで腕時計の電池交換を頼むと1,000~1,500円の費用がかかります。横で見ているかぎりそれほど難しいとは思えないけれど、もしかしたらコツを知らないと時計が壊れる可能性があるのかもと不安で、長いこと自分で交換する勇気がありませんでした。

でも、3,000円くらいで買った腕時計の電池交換に1,000円も払うのはもったいないし、最悪、壊れてもいいかな?と思い、ものは試しに自分でやってみることに。

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腕時計用の電池はネットで購入できる

結論をいうと、自分で交換しても壊れることなくちゃんと動いています。しかも電池の交換作業はあきれるほど簡単で、ネットで探したら電池代は200円ほど。海外製なら100円以下の電池も。いままで10倍のお金を払ってきたのかと思うとショックで凍り付きました。

用意したものは、電池、精密ドライバー、つまようじ、ピンセットの4つ。つまようじとピンセットはなくても大丈夫ですが、あるほうが安心。腕時計用の電池はスーパーなどでは売っていませんが、Amazonで探せばすぐに見つかります。ちなみに私は「ヨドバシ.com」で買いました。

私の腕時計に使われていた電池の型式は「SR-626SW」。

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腕時計用の電池の型式はどれも同じ?

今回、せっかくだから電池が切れて使っていなかった腕時計ぜんぶの電池交換をしようと思って、4つの腕時計を開いてみましたが、電池の型式はどれも同じでした。ほとんどの腕時計は同じ型式の電池が使われているのかも。でも念のためにいま入っている電池の型式を確認してから購入してください。

また精密ドライバーを持っていないから他のもので代用しようと考える方もいるでしょうが、あまりおすすめできません。細かい作業なのでちょっと手こずるかも。

精密ドライバーはなにかと便利なので、持っていない方はこの機会に買うことをおすすめします。値段は1,000円もしないはず。電池とドライバーを買っても時計店で1回電池交換をする費用からおつりがきます。

ピンセットとつまようじがあると便利?

ピンセットがあると便利な理由は、電池を外したり入れたりするときにスムーズに作業ができるから。私は持っていたから使ったというだけで、無くても大丈夫です。

つまようじを用意したのは絶縁するため。電池が完全に切れていなくて、わずかでも通電していると、その電池をドライバーのような金属でつついた拍子にわずかに電気が流れて、それが原因で時計が故障するかもと、少し不安になったから。時計の構造を考えたらその心配はないはずですが、念のために。

腕時計の電池交換の方法

では実際に電池交換の作業を説明します。
まずマイナスの精密ドライバーで腕時計の電池カバーを外します。時計裏面の電池カバーの一部に小さな「みぞ」があるので、そこを精密ドライバーでつつくとカバーが外れます。

そのあとは入っている電池を取って新しい電池を入れ、再びカバーをつけるだけ。新しい電池はふつうに指でギュッと押し込みました。カバーは「パチッ」と音がするまでしっかりと閉めましょう。これでもう時計が動き始めます。

もし動かなかったり、しばらくは動いていたけれどすぐに止まるようなら、それは電池や電池交換の仕方が悪かったのではなく、時計にメンテナンスが必要な可能性が。

腕時計は装飾品である前に「機械」

腕時計はあくまでも「機械」なので、長いこと使っていないと不具合が起きるリスクは高くなります。つまり、電池が切れたまま長いこと放置すると不具合が起きやすくなるんです。

かといって、腕時計のような精密機械の電池交換を素人がやることにも不具合が起きるリスクはあるので、自分で電池交換をするのを積極的におすすめはしません。あくまで参考程度に。私は5,000円以下の値段で買った腕時計の電池交換は自分でやろうかな?と思っています。

最後にもうひとつ、大事な道具が必要なのを忘れていました。それは「ルーペ」。電池に書かれている型式の刻印があまりにも小さくて、読み取るのにすごく苦労しました。ルーペは必需品です!