わが家では、来客用の布団を1組だけ常備しています。と言っても、高価な組み布団ではなく、敷き布団はリーズナブルなウレタン製の薄いマットレス。掛け布団は、使っていなかった羽毛布団を実家から1枚もらってきました。

本当は2組くらい常備したいのですが、押入れには布団以外のものもたくさん収納していて、予備の敷き布団を収納するスペースがありません。それでも、突然訪ねてくれた友人を泊めてあげられないのは残念だから、せめて1組は持っていたい。

そこで、部屋の中に立てて収納できる布団袋をネットで探したところ、値段はどれも1,000円前後。「完璧なものじゃなくていいから、100均に似たような商品がないかな?」と探してみたら、タワーファン袋が布団袋に使えそうなサイズだったので、さっそく試してみることに。

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田舎では狭い家に大勢の人を招くことが珍しくない

田舎で生まれ育った私にとって、来客用の布団を常備しておくのはごく自然なことです。六畳一間のアパートで暮らしていた学生時代も、やはり1組の予備布団を押入れに入れていました。

狭いアパートでひとり暮らしをしているときに予備の布団を持っていたなんて、今にして思うと押入れスペースがもったいないですね。でも布団だけじゃなく、食器も10人分持っていました。親に「持って行け」と言われたからです。

その結果、私のアパートはクラスメイトやサークル仲間の集まり場所になることが多くて。そのまま泊めることもしばしば。おかげで毎日が忙しく、知り合いが一人もいない土地で寂しい思いをすることなく過ごせました。

けれど年齢が上がるにつれ、次第に人を招くことが減って。最近では、食器も最小限しか持っていません。予備の食器が多いと、管理が大変ですからね。

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セリアのタワーファン袋の特徴

布団袋の話に戻りますが、100均のタワーファン袋は、とてもシンプルな構造です。角型の形状をしており、口の部分にはゴムが入っています

タワーファンの上からガボッとかぶせ、中央をひもで縛るというもの。幅広いサイズのタワーファンに使えるように、袋のサイズはやや大きめです。おかげで、薄い敷きマットレスがかろうじて入ります。

素材は通気性の良い不織布。生地はうすくて張りがなく、強く引っ張ると破れます。本来は布団袋じゃありませんからね。でもほこり避けには十分。袋の中に湿気がこもる心配もありません。なお、ちゃんとした敷き布団袋が欲しい方は、ネットで1枚1,000円前後で買えます。

タワーファン袋のサイズと使い方

次に商品サイズをご紹介。セリアとダイソーで探したところ、どちらも同じサイズで、商品は1種類しかありませんでした。

  • 31×31×L100cm(100円)

ネットで見つけた「立てて収納できる敷布団袋」の寸法は、φ40×L100cm。それに比べると少し小振りです。でも、大抵の商品はゆったりサイズで作られているから、ぎりぎりで入るかもしれないと期待しました。また、100均のタワーファン袋の形状は角型だけど、生地がペラペラだから筒型としても違和感なく使えます。

サイズがカツカツだったから、マットレスをくるくると巻いてロープで縛り、カーペットカバーをかける要領で上からカバーリング。巻くより屏風だたみにするほうが収納しやすいかもしれないと思い、一応、試してみました。でも、かす巻き状にするほうが入れやすかったです。

ちなみに、私がタワーファン袋に収納した敷きマットレスの厚みは4.5cm。けっこうパンパンになったから、厚みが5cm以上のマットレスを収納するのは厳しいかも

タワーファン袋を敷き布団収納として使う際のおすすめポイント

タワーファン袋にぎりぎりで敷きマットレスを収納できたものの、やはりサイズにちょっと無理があり、片側の端がきれいに隠れませんでした。でも、隠れないほうを下にして立てれば見た目はすっきりだから、私は満足しています。

100均タワーファン袋がマットレス収納におすすめな点を箇条書きすると、

  • 値段がけた違いに安い
  • 軽いマットレスなら立てて収納しても倒れない
  • 通気性がある
  • 部屋の中に出しておいても違和感がない

逆に残念な点を挙げると、

  • マットレスを完全には覆えない
  • 重いマットレスの収納には不向き(立たない可能性がある)

残念な点も参考までに書きましたが、「100円にそこまで求めないで!」というのが率直な感想。個人的にはまったく不満はありません。

タワーファン袋に入れたマットレスは、はじめは部屋の隅に立てて収納していました。でも、掃除をした後にたまたま転がしていたら、うちのお猫さまが幸せそうにマットレスの上で伸びていて。以来ずっと、猫ベッドをかねて横にしたままに窓の下に転がしています。