私はもう何年も前から、包丁用の水切りを探していました。理想の条件は、水切りかごの縁にフックで引っ掛けられるタイプで、できるだけ細身で、水切れが早いこと。それほど厳しい条件じゃないと思っていたけれど、探してみるとなかなか見つからなくて。
フックタイプは諦めて、スタンドタイプの包丁水切りをホームセンターで買った後、偶然セリアで発見。もう必要ないんだけど、せっかく見つけたのに買わないのも悔しくて。
「110円だし、まあいっか」と思って、ものは試しに買ってみたところ、想像を超える便利さで。包丁水切りはもちろん、菜箸(さいばし)やペットボトルのキャップ置き場に大活躍しています。
目次
ステンレス製の水切りかごは包丁の水切りには使いにくい
包丁用の水切りスタンドを買う前は、食器用の水切りかごで包丁の水切りも済ませていました。料理するときに包丁を一度に何本も使うことは滅多にないから、そこまで困っていなかったんです。でもそれは、プラスチック製の水切りかごを使っていたから。
水切りかごがプラスチック製なら、包丁の刃を下向きにしてかごの中に立てかけても、刃こぼれする心配はありません。だけど、ステンレスワイヤーの水切りかごを使うとなると話は別。
同じステンレス素材でも、水切りかごと包丁では一般的に包丁のほうが硬度が高く、モリブデン鋼の包丁はもっと硬度が高いです。でもそれはあくまでも数値上の話。ステンレス製の水切りかごに包丁の刃を下向きに入れると、刃こぼれするリスクがあります。
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私が包丁用の水切りを探していた理由
ステンレスワイヤーの水切りかごを買ったときは、「これなら食器の水切れが早く済みそう!」という喜びが大きすぎて、包丁のことまで考えていませんでした。でも実際に使い始めると、「これ、包丁の刃を下向きに入れると刃こぼれしそうでちょっと怖いな」と思って。その後は、包丁の刃を上向きにして水切りかごに入れるようにしたんです。
水切りかごの中で包丁の刃が上を向いていても、私はあまり気にならないんだけど、主人は少し怖がって。なので「なんとかしなきゃ…」とずっと思っていました。
ステンレスワイヤー製のスタンドタイプの包丁水切りは、100均にもあります。でも、ワイヤーが細くてすき間が広いから、包丁の刃が丸見えで、刃に指が当たりそうで怖いです(と、主人が言っている…)。
包丁の刃が目につかないといいだけなので、刃を下向きに入れられて、水切りかごの縁に掛けられるプラスチック製の水切りかごがあると理想的なんだけど。
セリアの「包丁用水切り」の特徴とサイズ
セリアの「包丁用水切り」は、水切りかごの縁に掛けて使うタイプ。プラスチック製だから包丁の刃を下向きに入れることができ、スリムで場所を取らず、側面まで穴が開いていて水切れも良さそうです。まさに私の希望をすべて満たしている。
またパッケージラベルには、「菜箸やターナーなどのキッチンツールにも使える!」と書かれているほか、ペットボトルやドリンクボトルのキャップの水切りにも便利です。
なお、詳細なサイズは以下にご案内。
- 外寸:W26.4×D7.2×H7.8cm(記載値)
- 使用可能な包丁のサイズ:刃渡り22cm、刃の高さ6cmまで
セリアの「包丁用水切り」のおすすめポイント
この記事でご紹介している「包丁用水切り」のおすすめな点を、私のおすすめポイント順に箇条書きすると、
- 手持ちの水切りかごに掛けて使える
- 包丁の刃を下向きに入れられる
- ペットボトルのキャップなど小物の水切りに便利
逆に残念な点は、
- 水切りかごのデザインによっては掛けたときに少し傾く
- 水の切れはあまり良くない
- 両端の水が抜けにくい→菜箸の水切りには不向き
パッケージラベルの画像には、水切りかごの一番上の縁に掛けて使っている様子が写っています。でも我が家の水切りかごはワイヤーの本数が少ないため、ここに掛けると少し傾いて不安定です。
さいわい、私が使っている水切りかごは側面の中ほどにワイヤーがもう1本通っていて、こっちに掛けるほうがより安定します。
それに、「包丁用水切り」を中ほどのワイヤーに掛けると、上の縁には水切りかごに元々付属していたお箸用の水切りを、今まで通り掛けて使える。両方いっしょに使うのは無理だろうと思っていたから、これにはかなり喜びました。
水の切れはイマイチ
セリアの「包丁用水切り」は、私と同じように、包丁の刃が隠れるように水切りをしたい方にはかなりおすすめの商品です。ただし、水切れの良さを重視したい方にはあまりおすすめできません。
食器用の水切りかごもそうですが、プラスチック製の水切りよりステンレスワイヤー製の水切りのほうが、水の切れは格段に良いです。
水切れの良さと安全性はどっちも大事なので、その上でどちらをより重視するか、私もかなり悩みました。でも、セリアの包丁用水切りを実際に使ってみて「買って良かったー!」とすごく思っています。なので、ちょっとでも悩むようなら、試しに使ってみる価値はありますよ。
ちなみに、セリアの「包丁用水切り」を発見する前に買った包丁立てはこちら。通気性があり刃が隠れ、サイズがコンパクトだから、ワークトップに置いても邪魔になりません。底の部分はトレーになっているので、水切りとしても使えます。
流し台の上に包丁があると、使いたいときにすぐに手に取れてすごく便利なので、軽く水切りした後はここに包丁を差しています。
主人が怖がるから止めたけど、本当はこっちが欲しかった↓↓。
なお、記事中の水切りかごはこちら。