スケジュール管理は手帳よりスマホアプリのほうが使いやすいですから、最近は紙の手帳を使わない方も多いのかもしれませんね。でも私はいまでも紙の手帳を愛用しています。
理由はいくつかありますし、こだわりもいくつかありますが、できれば安く済ませたいという気持ちもあります。100均にも手帳はありますから、私のこだわりを全部は無理でも7割くらい満たしてくれるなら、100均の手帳で十分です。
そこで100均の手帳を片っぱしからチェックしたところ、少し工夫すれば希望を7割くらいは満たしてくれそうだと気づき、今年の手帳は100均で済ませることにしました。
まずは手帳に求める条件をリストアップ
まずは自分が手帳に求める条件をリストアップし、優先性が高いものを上から順に並べてみました。希望を7割満たしているかが分かりやすいように、10項目をリストアップ。
- ハンドバッグに入るサイズで薄くて軽い（文庫本くらいの大きさ）
- マンスリー形式になっている
- 六曜（ろくよう）が書かれている
- 月カレンダータイプでメモを書く余白がある
- カバーとペン差しが付いている
- 数枚のメモページがある
- 付箋ひもが付いている
- 日曜はじまりになっている
- 月の満ち欠けが書かれている
- デイリーとウィークリーのページは不要
使いやすい手帳の条件は人によってまったく違いますから、内容自体は参考にしないほうがいいです。でもこんなふうに自分が求める条件を書き出して優先順位を明らかにするのはとても効果的です。いざ優先順位をつけてみたら「あ、そうなのか！」と自分でも驚く部分がありました。
100均の手帳は年々進化している！
さて、希望内容がわかったところで100均に出かけて商品探し。1と2は難なくクリアできたけれど、3の「六曜」でかなり商品が絞られます。でも田舎で暮らしていると六曜を尋ねられることが多いので、これが手帳に書かれていないと落ち着きません。
数年前は100均には六曜が書かれている手帳が無かったので、諦めて書店で一番安い手帳を買ったのですが、今年は六曜が書かれている手帳があって感動しました。100均って年々進化してますよね。
そして4番目の「月カレンダーにメモを書く余白」、これは大きな手帳なら必ずありますが、サイズが小さな手帳は書店で売られているものでも無い場合があります。このため、以前サイズと軽さを優先して余白がない手帳を買ったら、あまりに使いにくかったので、その後は必ずメモ欄があるものを選ぶようにしました。だから今回もここはゆずれません。
選択肢は少ないけれど、これら4つの条件を満たしている手帳が100均にもありました。けれどここまでが限界。どの手帳にもペン差しが付いていないんです。
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100均の手帳カバーにはペン差しが付いていない？
ペン差しがない手帳も前に使ったことはあります。それこそ100均の手帳だったかな？ペンはバッグの縁にでも差せばいいじゃないのと思ったんですが、それだとバッグを替えるときにペンをうっかり忘れることがあって、何度も「しまったー！」とあわてることがあって。その後は必ずペン差しがある手帳を選ぶようにしました。ですからこの条件もはずせません。
大きな不満はペン差しだけ、どうしようかとしばらく悩んでいたら、「サイズはほぼ同じだし、去年の手帳カバーを使えるんじゃ…？」という考えがふと浮かんできて。手帳のサイズは規格化されているだろうから、せいぜい厚みが違うくらいだろうと軽く考えたんです。
そこで、上位4つの条件を満たしていた手帳を100均で買いました。ところが、同じサイズに見えた手帳は去年の手帳より高さが5mmほど大きかったんです。つまりカバーが入りません。
カバーが小さいときの対処法は？
100均の手帳は規格外のサイズで作らないといけないことになっているのか、それともたまたまか、そのへんの事情は分かりませんが、いずれにしても困りました。
100円でジュースでも買ったと思って、書店で改めて手帳を買うかなと一旦は諦めたものの、もうちょっと小さいと去年のカバーが使えるのにと思うと悔しくて、しばらく手帳をながめていました。そのうち、カバーのポケットに差し組む部分だけ手帳の表紙をカットすればいいんじゃない？というアイデアが浮かんで、さっそくカット。
カットしすぎると手帳の表紙が破れやすくなるから、できるだけギリギリのサイズにとどるために、カバーに入るサイズを確認しながら少しずつカットしました。最終的には高さを3.5mmカットし、ポケットに差し込む突き当りの部分は破れにくいように斜めにカット。ついでに付箋ひもも去年の手帳に付いていたものを取り外して、新しい手帳に貼り付けました。どちらもきれいにできて快適です。
まとめ
100均の商品はアイデアの宝庫ですよね。それだけじゃなく、年々新しくて使いやすい商品が作られている点にも感心します。手帳に関しても、ほんの数年前は私の希望を3つ満たしているものが限界だったのに、今回買った手帳はペン差しこそなかったけれど、全体では6つの希望を満たしていました。手を加えたことでさらに2つの希望を満たし、最終的には8割クリアです。
「ここがこうだったらもっと使いやすいのに…」、そう感じたときは、そんな商品を探すのもいいですが、自分でちょっと手を加えるだけであっさり解決するときがあります。新しいものを探す前に目の前にあるものと向き合って頭を使うって、けっこう楽しいし、達成感も大きいですよ。