メルカリでは出品者のプロフィールを確認できる場所があります。けれど商品画面や購入画面ではそこを見るように誘導されていないため、プロフィールが見れることを知らない方も多いようです。

出品者のプロフィールを必ずしも見る必要はありませんが、事前に見ておくことでトラブルを避けられるかもしれません。

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メルカリでは「購入画面に進む」の前に出品者のプロフィールを確認しよう

あくまで個人のプロフィールですから、企業の「会社概要」のように具体的な数字が書かれているわけではなく、自己紹介やお取引上の注意点などが書かれています。プロフィールに書かれている内容に多いのは、以下のようなものです。

・初心者で不慣れですがよろしくお願いします。
・仕事の都合で対応が遅れることもあります。
・梱包はリサイクル資材を使って簡易包装を行います。
・ノークレームノーリターンでお願いします。
・値引き交渉には応じておりません。

 

どれも特別なことではなく、ごく一般的な内容です。いずれもわざわざ書く必要はありませんが、はじめて出品しようと思ったときに他の方をプロフィールを参考にしたら、これを書いている人があまりにも多かったから真似して書いた人が多いのかなという気もします。

この程度なら「一般的な内容だな」と軽くスルーしていいのですが、ときどきびっくりするほど長々とプロフィールを書いている出品者がいます。内容にもよりますが、あなた(購入者)のためになる内容ではなく、自分の状況を説明する内容を延々と書いている人は要注意です。

そういう人は過去にトラブルがあって神経質になっているケースが多く、不思議なものでトラブルは連鎖します。そして、クレームやトラブルに弱い人はクレームを言われると感情的になりやすく、トラブルが長期化する危険があります。

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評価の数はまったく当てにはならない!?

また出品者の良し悪しを判断する目安になるのが「評価」の数ですが、メルカリでは極端に悪い評価が多い人はあまり見かけません。ヤフオク!では評価の数が多い出品者には一定数の悪い評価があるのは普通ですが、メルカリでは良い評価が100件を超えていて悪い評価はゼロという人が決して珍しくありません。

この理由は恐らくシステム上の違いもあるでしょう。ヤフオク!ではお金を払った後で相手を評価するのに対し、メルカリではお互いに評価をつけた後で決済が完了するため、トラブル覚悟じゃないと「悪い」の評価は付けたくないという心理が働くからです。

だから評価のコメントの内容をよーく見てみると、「普通」や「良い」の評価にしているけど文面は怒りに満ち満ちているときがあって、「本当は「悪い」にチェックしたかったんだろうな」と感じることがあります。

また評価の数が多い人は良くも悪くも作業に慣れているため、丁寧さに慣れている人と雑さに慣れている人とが極端に分かれます。ですから、へたに評価の数が多い出品者より、むしろ評価の数が少ない方から買うほうが気持ちよく取引できるケースはとても多いです。

「ノークレームノーリターンでお願いします」という言葉の裏に隠されている真意

プロフィールの話に戻りますが、商品画面でプロフィールへの誘導がなされていないため、トラブルを避けるために商品説明のなかに「必ずプロフィールを見てください」と断り書きをしている方や、商品説明に「お取引上の注意点」を長々と記載している出品者もいます。

特に多いのが「ノークレームノーリターンでお願いします」という一文。

個人的には私はこれを書いている人は極力避けるようにしています。というのは、この文面には自分に非があった場合が想定されていないよなーと感じるから。

クレーマーを避けたくて書いているのでしょうが、これを書くとむしろクレーマーを引き寄せます。真のクレーマーは、この文面を見たらむしろ嫌がらせをしたくなるからです。だから「これから出品してみたい」という人には、私はこれを書くことはおすすめしません。

プロフィールを確認する、評価の多さに惑わされない、自己チューな文面を見極める、この3点に着目すればスムーズで良い取引ができる可能性はきっと高まります。

「メルカリ」