「くねくねロック」は手で自由に曲げられるワイヤーフック。ホームセンターで初めてこの商品を見つけたとき、「なんて便利な商品なの!」と、感動のあまり釘付けになりました。でも値段は約500円。S字フック1本の金額としてはかなり高額です。
便利な商品には違いないけれど、どうしてもこれじゃないと困るという事情もなかったので、同様の商品が100均に登場するのを長いこと待ち続けました。そしてようやく、最近セリアで発見!
だけど、両方の商品をよく見比べた結果、私は「くねくねロック」を買うことにしました。その理由と、それぞれのおすすめポイントを詳しく解説します。
「くねくねロック」の特徴とサイズ
「くねくねロック」は、やわらかい発砲ゴムの芯にアルミ線が入っているフックです。シリーズ商品でいくつかのサイズがあり、サイズが長くなるほど値段は高くなります。一番短い長さは30cmで、耐荷重は5kg。かなり頑丈です。
芯の太さは約2mmで、本体の太さは約12mm(実測値)。被覆(表面のゴム)部分がかなり厚いため、素手で曲げても痛くありませんが、曲げるにはある程度の力がいります。
30cm商品の定価は550円。でも、販売店によって値引きが入るから、実際にはもっと安く買えます。私は近所のホームセンターで400円以下で買いました。
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セリアの「自由に曲がるフック」の特徴とサイズ
セリアの「自由に曲がるフック」は、長さは「くねくねロック」と同じ30cmですが、耐荷重は2kgしかありません。と言っても、耐荷重が2kgもあればかなり色んなものを掛けられます。
また、「くねくねロック」と違って、棒の端部に硬いプラスチック製のカバーが付いています。このため、芯材の太さは分かりません。推測ですが、芯材が細くて飛び出しやすいため、芯材が飛び出してケガをしないようにという対策でしょう。
でも私が一番気になった部分は、表面の発砲ゴム。「くねくねロック」と「自由に曲がるフック」では、この発砲ゴムの密度がかなり違います。「くねくねロック」の被覆は硬くて反発力があるのに対し、「自由に曲がるフック」の被覆はスポンジのようにふにゃふにゃとしていて、ちょっと頼りないです。
「くねくねロック」のおすすめポイント
実物を見比べた結果、私は「くねくねロック」を選んだので、くねくねロックのおすすめな点をおすすめポイント順に箇条書きします。
- 耐荷重が高く変形しにくい
- カラーバリエーションが豊富
- 被覆を削れば小さな穴にも通せる
逆に残念な点は、
- 値段が高い
- どこで手に入るか分からない
私はたまたま近所のホームセンターで「くねくねロック」を見つけたし、ちょっと安く買うことが出来ました。でも、どのホームセンターにもあるという保証はありません。もちろんネットで買えるけど、ショップによっては送料がかなり高いので、注意が必要です。
スマホスタンドに使うときは注意が必要
「くねくねロック」はいろんな使い方ができますが、スタンドとして使うときは注意点があります。というのは、グーグルで「100均 くねくねワイヤー」というキーワードを調べていたら、スマホスタンドとして使っている方をチラホラ見かけました。
そこで、ためしに「くねくねロック」でタブレットスタンドを作ってみたところ、微妙な角度調整ができてすごく便利です。被覆がゴムだから滑りにくく、タブレットを傷付ける心配もありません。
「これなら布団に入ったままタブレットで映画が観れる!」と喜んだのもつかの間、タブレットに手を触れた拍子にあっけなく倒れました。けっこう勢いよく転がるから、硬いテーブルの上に置いているときに倒れたら、最悪、タブレットが壊れる可能性があります。
これはタブレットに限らず、スマホスタンドとして使う場合も同じでした。耐荷重が5kgの「くねくねロック」でこんなに不安定なんだから、耐荷重が2kgの「自由に曲がるフック」はもっと不安定なはず。スマホスタンドとして使うときは、脚を固定するなどの転倒防止対策をしたほうがいいです。
まとめ
スマホスタンドとして使うのが目的なら、私は断然「くねくねロック」のほうをおすすめします。数百円をけちって数万円のスマホを壊すリスクをしょい込むなんて、洒落にならない。
でもそうじゃなく、自由に曲がるS字フックやキャビネットロックを探しているのなら、セリアの「自由に曲がるフック」で十分です。
「自由に曲がるフック」は端部に硬いプラスチック製のカバーが付いているなど、「くねくねロック」の完全な模倣品ではありません。そうは言っても110円で買えるのは大きなメリットなので、目的に合う使い方ができるかどうか、よく考えてからどちらを選ぶか決めましょう。
なお、「くねくねロック」は以下から確認できます。