手芸品店でよく目にする50×50cmサイズのカットクロス。まとめ売りされていることもあれば、いろんなサイズのはぎれを袋に詰め込んで激安価格で売られていることも。あれを見るとものすごいお得感があって、ついつい買ってしまいますよね。今回はそんなカットクロスサイズのはぎれで作ったクッションカバーをご紹介します。

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50cmのカットクロスでクッションカバーは作れる?

50×50cmの布が2枚あれば、ギリギリで45cmのクッションカバーを作れます。でもこの場合、ふつうに考えたらサイドにファスナーを付けないといけません。

ファスナーは100均でも手に入るから買うのは簡単だけど、縫い付けるのはちょっと面倒くさい。できれば「重ね」を作って手早く済ませたいところ。それに「重ね」で仕上げるほうがカバーの取り付けや取り外しも簡単だし、クッションを枕にしていたらファスナーの金具が頭にあたって「痛!」ってなることもありません。

好みの問題ですが、そんなわけで私は枕カバーとクッションカバーにはファスナーを使わないようにしています。でもそうなると、カットクロスでクッションカバーを作るのはちょっと厳しそうです。どこかで継ぎはぎをしないといけません。

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はぎれの袋詰めに入っていた50×55cmのカットクロス

ところで私の地元は「久留米絣」で有名な福岡県久留米市の近く。この辺りでは道の駅や物産館で久留米絣が売られていて、手織りの反物のほかに洋服用の機械織りの布やカットクロスが格安のお値段で売られています。もちろん「はぎれ」の袋詰めも。

今回ご紹介するクッションカバーに使ったカットクロスも、このはぎれの袋詰めの中に入っていたもの。厳密には50×55cmで、まったく同じ柄ではなく、似たような柄が2枚ありました。左側の刺し子のような柄のクッションカバーのほうです。

縦にいろんな色の縞模様が入っているから、どこが継ぎ目なのか分かりにくいですが、これ実は柄が違う2枚のカットクロスを縫い合わせているんです。

柄の見せ方で「脇」の位置を決める

できるだけ自然な柄に見える位置で、まずは2枚の布をつなげました。そしてクッションに付けたときにいい感じに柄が出る位置で「脇」を決めます。今回は「刺し子」の模様が正面に来るようにしました。

脇の位置を優先したから「重ね」は背面の中央に持って来れませんでしたが、まあ許容範囲かな。「重なり」は3cmほどしか取れなかったので、「パンパン!」とクッションを叩くと中綿がチラッと見えてしまうけど、これも許容範囲かな。カバーをきちんと整えていれば、背面もそれなりにおしゃれな柄です。

「ちなみに2枚の布を継ぎ合わせた位置はどこ?」って分かりにくくて気になりますよね。下の画像の位置です。分かりますか?

かなりギリギリの縫いしろでつなげたので、上のほうで刺し子の模様が少し途切れています。でも正面から見たときはまったく分かりません。

まとめ

ファスナーを使わずに2枚のカットクロスをつないでクッションカバーを作りたいときは、縞模様を選べば自然な仕上がりにできます。右側のクッションカバーについては次回の記事でご紹介します。