サイズが合わなくなったり、デザインが古くてもはや着ることはない、若いときの洋服。でも、状態がいいと何かに使えそうで、なかなか捨てられませんよね。

私は知り合いからそんな「タンスの肥やし」をいただくことが多くて、これもそのひとつです。もともとはガウンでしたが、巻きスカートにリメイクしました。

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マジックテープ式の巻きスカートは作り方が簡単で使いやすい!

数年前から、部屋着やエプロン代わりに着るマジックテープ式の巻きスカートに人気が集まっています。とくに防寒用の冬物には人気があり、暖かそうなフリースやボア調の素材で、スカートやズボンの上から巻きつけるほか、広げてひざ掛けとしても使えるなど、2WAYや3WAYがウリの商品が多いですよね。

でも、残念ながらたいていは安っぽい生地で、あくまでも室内着や防寒アイテム的なものばかりです。

マジックテープ式という時点で安っぽいイメージがあるし、ラインもあまりきれいじゃないから、当然といえば当然ですが、マジックテープ式巻きスカートの作り方はとても簡単で、リメイク術としては超おすすめです。

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マジックテープ式だとウエストサイズをいくらでも調整できる

このスカートは、友人のお母さんにいただいた古いガウンを再利用したもので、袖から下をカットして、ウエストの部分を折り返しただけのお手軽リフォームです。
ガウンなのでポケットが付いているから、最初はそれこそエプロンを兼ねた巻きスカートにしようと思ってリメイクしました。

3辺はすでに仕上げられているから、カットしたウエストの部分を仕上げるだけであっという間に完成です。

お恥ずかしい話ですが、私はぽっこりお腹でゴムのスカートじゃないと苦しくて着れないから、10cm以上ウエストの調整ができるようにしたくてマジックテープ式にしました。

スカートの下前には長いマジックテープのベースを縫い付けて、上前は2箇所に5cmほどの長さのマジックテープを縫い付けています。
ベース部分が長いほどウエストの調整ができますが、留め側のマジックテープまで長くすると脱ぎ着がしにくくなるので、こちらは必要最小限の長さにします。

むかしの洋服は素材がいい!

あまりにあっけなく完成したので、ちょっとだけ手間をかけることにしました。着た時に腰にすき間ができないようにするためと、スカートのずり落ちを防くために、腰の部分にゴムを入れています。ほんのひと手間ですが、これをやると着姿がぐっとスマートに見えます。

昭和の中期ごろに作られた洋服は、素材がとても丈夫なので、せっかくリメイクしても1~2年で生地がすれるなんてことはありません。このスカート、すでに5年は着ていますが、まったくへたれていません。

はじめは手早く着れる部屋着が欲しくてリメイクしたのですが(2秒で着れます!)、見れば見るほどおしゃれな色と柄で、最近はこれをスカートにして平気で外出しています。

このリメイク方法は、ガウンに限らずコートやワンピースにも応用できます。ワンピースの場合は、腰から上をカットして、折り返したウエストの部分にゴムを通すだけで、ゴムのスカートが簡単に作れます。