絶対にはずさない、彼氏への手編みのプレゼントと言えばアラン模様の毛糸の帽子。アラン模様は手編み初心者にはややハードルが高いですが、帽子ぐらいならなんとか頑張れます。そしてこれもまた、余り糸を活用したい方におすすめのレシピです。
目次
手編みのプレゼントには小物がおすすめ
まず、なぜ手編みのプレゼントに帽子がおすすめなのかというと、多少のサイズ違いはカバーできるから。特に棒針編みの帽子は「のび」が大きいです。
もうひとつは、アラン模様のような難しいパターンでもトライしやすいから。これがセーターとなると高い確率で挫折するか、予定までに完成できません。
そしてもうひとつ、これは個人的に感じていることですが、いきなり手編みのセーターをもらうのは、受け取るほうも気持ち的に「重すぎ」ます。相手が気軽に受け取れて、普段着として使いやすいのは、帽子やマフラーといった「小物」です。
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アラン模様の帽子には何色の糸を使う?
アラン模様の帽子は、1種類の糸で作るのが一般的。模様にボリュームがあるから、へたに色数を増やすとうるさく感じます。
そして、これも決まりではありませんが、帽子の縁を上に折り返すデザインが多いです。本体の模様にボリュームがあるので、ゴム編みで仕上げただけでは少し寂しく感じるからでしょう。トップにポンポンを付けるかどうかは、好みの問題かな。
縁を折り返す場合、アラン模様の帽子を作るのに必要な毛糸の量は約100gです。50gの毛糸ならちょうど2玉。
色替えは表から見えない位置でやると自然な仕上がりに
さて今回は珍しく、「アラン模様の帽子が作りたいな」と先にパターンを決めて余り糸を探しました。見て満足できる編み物をしたい気分だったのかも。
さらにもうひとつ決めていたいたことがあります。それは、半玉ほど残っている「青い毛糸」をどこかに使いたいということ。何を作った余り糸か覚えていないのですが、色がすごくきれいで手触りも良くて。
かろうじて縁のゴム編みが作れそうな量だったので、使う場所はそこに決定。あとは本体を編めそうな糸を選んで、全体の長さを調整しながらデザインを決めることに。
ちなみに、この記事で紹介している帽子を作るのに参考にした本はこちら。
中高生向けのミニブックですが、これ1冊あれば帽子のパターンに悩む必要はないほどたくさんのパターンが載っています。
土壇場で毛糸が足りなくなったら別糸を使ってアレンジ
黒い糸だけで作れそうな気もしていたけれど、いざ完成すると、黒糸を全部使い切っても深さがちょっとだけ浅いという残念な結果に。
悩んだあげく、一度全部ほどいて、青い毛糸でゴム編みを編んだあと、本体を編むことに。青い毛糸は少し余っていたんです。それに縁を折り返すデザインだから、その少し下の位置で色を変えれば、色の替え目は表からは見えません。
解くのは面倒くさいからてっぺんに青糸を使おうかとも考えたけど、アラン模様には似合わない気がしてやめました。おそらく正解。最後はちょっと焦りましたが、出来上がりには大満足です。
完成した作品を解くのはちょっぴり寂しいけど、使えないんじゃ意味がない。どうせなら「使える作品」作りたいから、失敗した時はいつも「最初は練習」と割り切っています。
「手編みの帽子を作るのは初めて」という方には、以下の本もおすすめです。
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