少しの余り糸も捨てられない性格だと、「ニットの小物」みたいなタイトルの手芸本を古本屋で目にしたら、とりあえず買っておきますよね?、私はそうです。そして、その本にあまりにかわいい作品の写真が掲載されていたら、作りたくてたまらなくなります。今回はそんな気持ちで作った毛糸の「がま口」をご紹介します。
穴あきタイプの口金は扱っていない手芸品店が多い
この「がま口」を作るのに必要な毛糸の量はたった20g。それくらいの余り糸ならいつでも手元にありそうですが、がま口を作るのに必要な「口金」を持っていなかったので、長いことトライできずにいました。
本に書かれていた口金のサイズは「幅8cm×高さ4cm」。100均のほかに近所の手芸品店を何件もはしごして探しましたが、こんなに小さなサイズの口金はありませんでした。
おまけに編み物に使うには「穴あきタイプ」じゃないといけないけれど、私が足を運んだお店はどこも穴あきタイプ自体を扱っていませんでした。ネットで買うことも考えたけれど、余り糸を使うためにわざわざ送料を払ってまで口金を買うなんて、本末転倒だし。
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手芸用品はダイソーよりセリアのほうが充実してる?
それでも、「実は100均にあるんじゃないの?」という気持ちを捨てきれなくてネットを見ていたら、「穴あきタイプの口金はダイソーにはないけどセリアにはある」という記事を偶然に見かけ、さっそくセリアに出かけました。
自宅の近くにある100均はダイソーなので、セリアには滅多に行かなくて、リサーチもしていなかったんです。残念ながら幅7.5cmの口金しかありませんでしたが、それくらいは許容範囲です。
がま口は脇目をそろえるのが難しい
本体の編み方は「こま編み」。段数は全部で15段前後なので一気に編めますが、最後を口金のサイズにぴったりに合わせるのがむずかしくて、何度かやり直しました。「よし、今回は良い具合にぴったりに出来た!」となったところで、いよいよを口金を縫い付けます。
この作業が思っていた以上に大変で。ニットの場合、口金の穴と針を刺せそうな位置がうまいこと合わないんです。ベースを編むより口金を縫い付けるほうが時間がかかった気が。
なんとか無事に縫い付け終わったところで改めて全体を見ると、残念な感じに脇目が曲がっていました。でもあまりに縫い付けが大変だったから、とてもほどく気になれなくて、そこは気にしないことに。
毛糸のがま口はいろんな使い方ができる
簡単ならふたつ作ろうと思って口金を2個買っておきましたが、もうひとつ作るかどうか、かなり微妙な気分。別の使い方をしようかな。
毛糸のがま口を作るのはけっこう大変だということは分かりましたが、完成した作品には大満足しています。こま編みで作っているので生地はしっかりとしていて、中に何も入れていなくてもぐにゃぐにゃせずに安定しています。それに毛糸だからある程度の伸びがあり、かなりの大容量。ディスプレイに使ってもおしゃれですね。
ちなみに、この記事で紹介しているがま口を作るのに参考にした本はこちら。
すでに廃版なので中古本しか手に入りませんが、いろんなニット小物の作り方が掲載されているマルチ本です。
なお、余り毛糸の活用には以下の本もおすすめですよ。
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